人気Facebook担当者が教えるモチベーション維持と運営のコツ 事例詳細|つなweB

[ソフトウェア業]シックス・アパート株式会社 シックス・アパート株式会社【いいね!6464】

SNS利用を前提とした社内体制づくりを推進

シックス・アパートでは、多くの社員が所属を公開した上で個人でもSNSアカウントを運用しています。会社として運用するSNSアカウントと、所属を明かしているとはいえ個人として発信しているSNSアカウントでは運用ルールが異なります。

そのため、シックス・アパートのコーポレートサイトで、会社が運用するSNSアカウントの一覧と運用方針を公開(https://www.sixapart.jp/social/)しています。また、SNS運用担当者に限らず、全社員が守るべきソーシャルメディア利用ガイドラインも定めています。ガイドラインについては、他社でも活用できるよう、クリエイティブ・コモンズの「表示—継承」という許諾条件でひな形を公開しています。

会社と社員のSNSアカウント一覧や運用方針のほか、利用ガイドラインをオープンにしています

 

[結婚式場業]シーサイド リビエラ(SEASIDE RIVIERA) 株式会社リビエラ【いいね!1679】

スタッフ同士の競争が好循環を生む

複数部署のスタッフがそれぞれ記事を作るようにしています。それぞれの担当分野があるため、記事の内容や、記事の書き方も偏らず、ユーザーに楽しんでいただきたいからです。もちろん「いいね!」やコメントの数がモチベーションになっている部分もあるので、面白い記事を書いて、他のスタッフより多くリアクションをもらおうという気持ちが良い競争を作っています。

運用は3~4名のSNS担当に任せるだけでなく、各部門のスタッフがそれぞれの視点から式場としての魅力を伝えるべく投稿しています

 

[運輸業]中部国際空港セントレア 中部国際空港株式会社【いいね!58855】

現場を“巻き込む”記事制作体制

ユーザーの方のコメントはモチベーションの維持にもなるし、お店などから「Facebookを見て来店された方がいた」などの話を聞くとモチベーションの維持へとつながります。そういう意味からも、現場と一体となった記事づくりをするという方針を取っています。

空港内のショップで販売されているグッズの紹介など、現場でないと気がつかない空港の魅力をFacebookページを通じて情報発信しているとのこと

 

[医療業]木馬歯科医院 木馬歯科医院【いいね!5849】

情報更新に一連の流れをつくる

Facebookページの投稿だけだと忘れがちですが、ホームページを更新したらFacebookページ→LINE@という感じに一連の流れを作って更新しています。記事の内容によっては、Facebook用に簡単にしてみたりします。

モチベーションの維持については、患者さんから「見てるよ!」と言われるのが嬉しいので頑張れます。今年99歳の患者さんにFacebookやってるんだよ!と友だち登録してもらえてたりと、つながりが広がっていくのも素敵ですね。

5年前に始めた時は何を投稿したらいいんだろう…と悩んでいましたが、今となってはそこまで難しく考えず、もっと気軽に投稿すればいいんだと思っています。

Facebookページだけに情報を発信するのではなく、LINE@やInstagramなど複数のチャンネルで多くの世代の患者さんとコミュニケーションを図っています

 

[食品業]沢の鶴 沢の鶴株式会社【いいね!47759】

友達に紹介したい恋人のようなFacebookページをめざす 

運用に関する考え方や制作体制は前述のとおりです。投稿のモチベーションに関しては、“友達に紹介したい、恋人のような存在”のFacebookページでありたいという思いを持っています。少なくとも「いいね!」を押すときに躊躇してしまうFacebookページにはしたくありませんでした。

 

[コンサルティング業]会計事務所経営研究会 株式会社アックスコンサルティング【いいね!1203】

全社的にFacebook運営をサポート

Facebookの運営目的は、税理士・公認会計士の先生方をはじめ、士業の先生方に役立つ情報を配信し、交流を深めるきっかけにしていただくことです。Facebookの更新自体は研究会のサービス担当者が行っていますが、掲載に使用する写真は社内の編集部門や各セミナー会場で対応にあたるメンバーが撮影、提供してくれて、全社的に協力してもらっています。特に直接先生方と接することの多いコンサルタントやスーパーバイザーは、先生とお会いした際にFacebookページを見ていただくよう、声がけしてくれています。

実際にFacebookページにコメントがつくことは少ないのですが、Facebook経由で先生から入会のご相談をいただくこともたまにあるので、接点を多く持っていてよかったと思います。また、普段セミナーなどでお会いする先生が投稿に「いいね!」をしてくれたり、懇親会の時などに「Facebook見ているよ」とお声がけしてくれたりするのが、何より嬉しいです。

SNS運用を支えるためには社内外の協力者が必要です。写真の撮影、投稿の拡散依頼など役割を分担することがポイントです

 

[製造業]虎斑竹専門店 竹虎 竹虎株式会社 山岸竹材店【いいね!48253】

あえて管理しないことが継続のコツ

あまり考えず自然体でやっています。

良質な竹製品の魅力を伝えていくことで訪問者との高いエンゲージメントを実現しています

 

※各社のいいね数は2017年6月1日現在(編集部調べ)


※Web Designing 2017年8月号(2017年6月17日発売)掲載記事を転載

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