人ってすごい!採用の効能は、チームで働く楽しさにある 事例詳細|つなweB
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つい最近、大学生の就職率が過去最高の98%を記録したというニュースを目にしました。こんなことをいうと怒られそうですが…。「ダサいから、着たくない」という理由で最後までリクルートスーツも買わず、「一括採用、リスキーすぎるわ」と、笑いながら希望の部署に入社させてくれる会社数社だけを受けて、さっさと就職先を決めてしまったので、いわゆる就職活動をしませんでした。当時付き合っていた彼氏はことごとく就活に失敗していたので、そんなわたしを横目にどんどん暗くなっていき(男の人って…)、まあそれはそれは途端にうまくいかなくなったなあ、なんて事を思い出していました。

それはさておき、そんなこんなで新卒として入社した1社目は割と大きな組織で、支社があり、部署があり、部長がいて、チームがあるような会社でした。世の中のほとんどの会社というものがそんな感じで成り立っているとは思います。その後、社員30人くらいしかいない会社に転職し、「一人新規事業部署」みたいな働き方をしていたので、ここ数年チーム一丸となって働くという日々からかけ離れた生活を送っていました。

この1年も、新しいブランドの立ち上げをやっていたので、もちろん一人ではないのですが、チームで働いているという感覚を覚えることもなく毎日の仕事をこなしていました。

ところが最近、アルバイトさんや業務委託の方など、急に会社の仲間が増えました。採用というのは会社にとっても、働く人の人生においても、そう簡単に「決めた!」「やーめた!」 とはいかないのですから慎重になります。

でもすごいんです! 聞いいてください。最近の私の口癖は「人って! 人ってすごい! 人、人、人!!!」なのです。だってすごいんです。まず人が増えることで時間の余裕ができました。そのことで何より、精神的な余裕が生まれるのがとにかくすごい。ブランドをもっとこうしたい、SNSのコンテンツは次はこうしてみようなどと、これまでやりたくてもできなかったことが、ちょっとずつできるようになってきました。もう当たり前なのですが、「ああああ、チームで働くの、楽しいいいい!」ってなっているんです(笑)。

これまではどこの組織でも一番年下ということがほとんどでしたが、優秀な下の世代の子たちと働く機会も増えています。彼らと一緒に働くことで純粋に刺激を受けると同時に、「いつまでもがむしゃらにプレイヤーやってます」というのもイケてないかなぁと実感しています。ああ、本当に採用の効能すごい! 稚拙な文章でしたが…本当に最近感動しているので、心の丈を綴らせていただきました(笑)。

 

写真はいま一緒に働いている若い子たちとの一枚。これまでにはない新しい刺激を受けるのはもちろんのこと、チームで働くことで得られるメリットがとにかくすごいんです。やっぱり「人ってすごい!」(笑)
ナビゲーター:峰松加奈
新卒で外資系消費財メーカーに入社し、2015年夏より大阪の中小企業・木村石鹸工業(株)に転職。商品企画部門がなかったため、マーケティング室を立ち上げて自社ブランドの開発・育成に日々奮闘中。目標は、今までにない革新的なブランドを作って、「家事」の概念を変えること。木村石鹸ブログ:http://www.kimurasoap.co.jp/blog/ Twitter:@mnmtkn
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峰松加奈
※Web Designing 2018年8月号(2018年6月18日発売)掲載記事を転載

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