サイバーエージェント、商品が自ら動いて話すロボットを活用した実験開始 事例詳細|つなweB
サイバーエージェント、商品が自ら動いて話すロボットを活用した実験開始

サイバーエージェントは11月8日、イトーヨーカドーの店舗内で202311月から2024年2月に開催する催事で実施予定の「自己推薦ロボット」を使用した店頭プロモーション・サービスについて、テスト販売すると発表した。

同社が定義する自己推薦ロボットとは、商品に動く・話しかけるなどの生命感を付与し、商品自らが機能や利便性を推薦しているように動くロボット。

同社はこれまで、デジタル・サイネージやアプリを使用したリテール・メディアの構築を始めとする小売企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を支援すると共に、デジタル・マーケティングの知見を生かした店舗集客や販売促進施策に注力してきたという。

こうした取り組みの一環として、販売促進や商品認知に繋がる全く新しいプロモーション手法になり得るという自己推薦ロボットを開発し、これまでスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア、大型雑貨店など多様な店舗形態において、多様な種類の商品を対象に実証実験を行ってきたとのこと。

その結果、自己推薦ロボットの使用により来店客の立ち止まり率が2.14倍増加し販売率が6.67倍増加した事例や、棚前の滞在時間が1.22倍、商品の手に取り率が1.81倍増加し、販売率が2.37倍に増加した事例があったといい、その効果と有効性を確認したとしている。

こうした背景を受けて、全く新しい店頭プロモーションの本格的なサービス展開を目指し、イトーヨーカドー店舗内で開催する催事の売場に自己推薦ロボットを設置し、1催事につき1社限定での自己推薦ロボットを使用した店頭プロモーションを実施するとのこと。
これに伴い、2024年1月・2月の実施企業を募集する。

実施する店舗はイトーヨーカドーのアリオ亀有店、アリオ北砂店、木場店の3店舗。催事と商品は、2023年11月が鍋フェアとしてミツカンの「鍋つゆ ストレートタイプ」、12月がイタリアンフェアとして日清製粉ウェルナ「青の洞窟」。2024年1月はカレーフェアを、2月は中華フェアをそれぞれ予定しており、対象賞品は募集中。

著者:山本善之介

関連記事

外部リンク