サイバーエージェント、生成AIの活用推進組織「AIオペレーション室」を新設 事例詳細|つなweB
サイバーエージェント、生成AIの活用推進組織「AIオペレーション室」を新設

サイバーエージェントは10月18日、全社員の生成AIに関するリテラシー向上に取り組み、現在のオペレーション業務を2026年までに6割削減、また生成AIを活用しサービス創出を目的に生成AI活用推進組織「AIオペレーション室」を、10月に新設したことを発表した。

このたび新設した「AIオペレーション室」では、今後も発展・需要拡大が見込まれる生成AI技術分野において、ビジネス職を含む全社員の生成AIに関するリテラシー向上に向けた取り組み強化とあわせ、誰もが生成AIを業務で活用できるための環境整備を推進していくという。

生成AI活用ノウハウの蓄積、プロダクト開発や業務プロセスの整備と標準化、AI人材育成を強化することでAI活用を加速させ、さらなる業務効率化・新規事業の創出・サービスの価値創造をめざすとしている。

同社は、生成AI活用強化に向けた取り組みとして、全従業員を応募対象とした「賞金総額1,000万円!生成AI徹底活用コンテスト」を開催した。同コンテストでは業務効率化やコスト削減、既存サービス改善や新規事業案などのアイデアが約2,200件集まり、グランプリには「AIを活用したスケジュール自動調整ツール」が、準グランプリには「顧客・ユーザーインタビューの価値・最大化を実現する、AIインタビューツール」が選出されたという。

そのほか、全社員が生成AIによる業務効率化や新規事業の着想を得られる状態を目指し、生成AIの基礎知識を身につけられるeラーニング形式のプログラム「生成AI徹底理解リスキリング for Everyone」を11月より開始する。ChatGPTや当社独自日本語LLMの活用、生成AI活用における法務・セキュリティ知識を含め、全社員の基本リテラシーの向上に努める考えだ。

著者:早川厚志

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