サウナで"中に入ったら満室だった"が避けられるシステム - JALとアクティア 事例詳細|つなweB
サウナで"中に入ったら満室だった"が避けられるシステム - JALとアクティア

月に1回以上入浴する愛好家が全国で推計1,400万人以上いるとわれるサウナ。サウナマーケットにも力を入れる日本航空(以下略、JAL)とベンチャー企業のアクティアは、最新ITシステムを導入しサウナ室内の混雑状況や施設運用状況を可視化するサービス「TOKYO SAUNIST」を開発。4月から順次サービスを提供する。サービスは、他社との協業によるシナジー効果を狙いベンチャー企業アクティアと共同で展開する。JAL側は、同社のIT事業開発を担うJAL Innovation Labが担当、開発はリーン・スタートアップ方式(最低限の試作品を短期でつくり、ユーザーの反応を的確に取得・反映する手法)によるアジャイル開発手法を導入。サウナ室前に3D-LiDARセンサーを設置し人検知とクラウドへのデータ送信と解析により、リアルタイムにサウナ室内の情報を可視化する技術「サウナ室リアルタイム人数カウントシステム」を開発している。

「TOKYO SAUNIST」で提供するサービスは、サウナ室前や露天スペース等に設置し、室内人数や混雑状況を表示する「リアルタイムモニター」とアプリによりサウナ室の混雑状況をリアルタイムで確認できる「ユーザ向けアプリ」、温浴施設内のリアルタイムでの利用人数確認や利用者データの集計・可視化・データ参照機能などを提供する「施設管理者向けダッシュボード」。同サービスでは今後イベント登録機能やクーポン発行機能、ユーザ向け通知機能など機能拡充も予定している。サービスは4月頃より順次展開し、ユーザ向けアプリは23年秋頃を目安に提供予定。

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