文字列結合やUnicodeコード、単語補完が改善されたnano バージョン7.0 事例詳細|つなweB
文字列結合やUnicodeコード、単語補完が改善されたnano バージョン7.0

GNU Projectは現地時間2022年11月15日、nano バージョン7.0をリリースした。ソースコードはGNUのミラーリストから入手できるが、xzipの直接リンクも用意している。メーリングリストの投稿によれば、文字列の結合やUnicodeコード入力、単語補完の動作を改善した。

文字列の結合は波括弧({})の間に結合可能な関数名を含むように変更している。たとえば、現在の編集行と次の行の後ろに移動させるには、「bind ^D "{cut}{down}{paste}{up}" main」と実行すればよい。また、関数名に波括弧を含んでいる場合は自動的に置換する。UnicodeコードはM-Vキーで入力する際に先頭のゼロコードを排除。コード入力もスペースキーや「Enter」キーを終了できる。単語補完の対象は開いているすべてのバッファーを対象にした。他にも正規表現が最後の空行にマッチするバグを含め、複数の修正を加えている。GNU nanoはvimやEmacsとは異なり、直感的な操作が可能なキーアサインを採用し、一部のLinuxディストリビューションでは既定のテキストエディターとされてきた。Windowsでもwinget(Windows Package Manager CLI)で利用可能。ただし、本稿執筆時点のバージョンは2.7.5だった。

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