TIS、360度実写動画に基づくメタバースをアバターで回遊できるアプリを開発 事例詳細|つなweB
TIS、360度実写動画に基づくメタバースをアバターで回遊できるアプリを開発

TISインテックグループのTISは12月13日、360度実写動画をベースに作成された観光名所や商業施設のバーチャル空間をアバターで自由に回遊し、空間内で他のユーザーや現地の人と交流しながら疑似的な観光体験や買い物などができるバーチャル観光メタバースアプリ「BURALIT(ブラリト)」をリリースすることを発表した。

2022年12月上旬にAndroidおよびiOS対応の体験版アプリをリリースし、京都府京都市伏見区深草地区、大阪府高槻市、福島県喜多方市の3エリアのバーチャルコンテンツを順次公開する。

ユーザーはスマートフォンやタブレットにアプリをインストールして利用を開始する。なお、登録は不要とのことだ。バーチャル空間内ではボイスチャットやリアクションを使いながら、ユーザー同士や観光施設のスポットオーナーなどとコミュニケーションを取って観光や買い物などを楽しめる。

BURALITによって、遠方に住んでいる人や仕事が忙しく時間が取れない人だけでなく、人込みを避けたいといった事情で現地に行けない人なども自宅からバーチャル観光体験ができるようになる。

アバターを使って寺社のお参りの疑似体験や、地元住民からその地域ならではの解説を聞く体験、ガイドブックに載っていないような隠れた魅力を教わったりする体験などが可能とのことだ。

BURALITはスマートフォン向けの体験版アプリを2022年12月から2023年3月末まで提供し、スポットの提供者とユーザーの双方から効果検証を実施し、その結果を反映して2023年度に正式版をリリースする予定。

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