ラトック、自動温度管理システム「ハサレポ」に警報通知機能 事例詳細|つなweB
ラトック、自動温度管理システム「ハサレポ」に警報通知機能

ラトックシステムは11月16日、IoTで自動計測する温度管理システム「ハサレポ」に新たな機能「警報通知機能」の提供を開始することを発表した。提供開始は2023年3月を予定。

「ハサレポは、食品の保管庫や冷凍・冷蔵設備などの温度を定期的に計測しクラウドに記録、アラート通知をおこなうことで、温度管理の負担を軽減するサービス。

今回、新たに制御盤などの機器から出力される警報をスマホに通知する機能を提供する。スマホから警報ブザーやランプを停止する機能も備えるという。これにより、温度の自動記録と監視に加え、機器の異常の遠隔監視にも活用可能となる。

基本ハードウェアは、Wi-SUNでつながる温度センサー、LTE-M通信でクラウドにつながるゲートウェイで構成される。今回、機器の接点出力や接点入力をWi-SUNに変換するIoT通信ユニットを開発し、ハサレポアプリと組み合わせてスマホやメールで機器の異常を把握することが可能となる。

同ユニットには、無電圧接点入力5ポートと無電圧接点出力2ポートを装備。機器の接点出力から異常を知らせる信号が発信されるとゲートウェイとクラウドを経由してスマホに通知、メール送信も可能。ユニット1台で5種類までの警報に対応でき、クラウドにはどの警報がいつ発報されたかのログが記録される。また、警報ブザーやランプなどを接点入力で制御できる機器では、ハサレポアプリからそれらを停止することも可能だという。

価格は、年間使用料が15,000円(ゲートウェイ1台あたりの価格。クラウド利用料、通信料、アプリ更新料込)ゲートウェイが50,000円、IoT通信ユニットが100,000円、温度センサー(サーミスタ2点計測 ケーブル長5m×2)が70,000円、温度センサー(PT100センサー1点計測 ケーブル長3m)が70,000円、中継器が40,000円(価格はいずれも税別)。

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