SNSで集客する(2)SNSの種類・選び方 事例詳細|つなweB

SNSには現在、多くの種類が存在します。それぞれ利用者層や機能的特徴、得意不得意がありますので、目的に合わせて利用するサービスを選定しましょう。

 

SNSは、世界各国の開発元からさまざまなサービスが登場しています。代表的なものでFacebookやTwitterなどテキストと画像、動画を投稿できるものから、動画に特化したYouTube、TikTokなどSNSの多種多様なネットワークが急速に広まっています。その分流行り廃りのスピードも速く、爆発的に利用者数を増やしたかと思えば数年後に名前も聞かなくなるものもあります。SNS活用の目的としてはできるだけ多くの人の目に触れてもらいたいので、サービスが抱える利用者数が多いサービスを活用したいところですが、その前に、自社の商品やサービスの情報を誰に届けたいかを明確にして使用するサービスの選定基準にしましょう。

SNSはそれぞれ主な利用者層が異なっているので、例えば情報を届けたい人が40代男性なのか、主婦なのか、10代の学生なのかといったことで必然的に利用するSNSが絞られてくるのです。ここでは、現在多くの利用者を持ち、企業利用でも一般的に主流とみなされているSNSをピックアップして違いをまとめてみました。

日本国内では圧倒的にLINEの利用者数が多いですが、その他のSNSと違いメッセージツールとしての利用がメインになりますので、少々他と特異なツールと言えます

 

さらに、情報発信したい内容(商材)によって相性の良し悪しもあります。その情報を配信する範囲も一様ではありません。例えばFacebookやTwitter、TikTokなどは不特定多数の利用者に公開(公開相手を特定する機能は備わっています)されますが、LINEは友だち登録された人に発信できます。得意とする投稿方式(内容)もそれぞれで、例えばInstagramは写真を投稿するのがメインのSNSであり、「ストーリーズ」と呼ばれる24時間で消えるショートムービーなどが盛んに活用されているので、ビジュアルで目が引ける商材は活用しやすいでしょう。一方、Twitterは日本国内での利用者が世界と比較しても高く、投稿(ツイート)に対しての反応も気軽にしやすいことから拡散力が強いので、例えばとにかく安く、多く売り捌きたいといった用途には一考の価値があります。ただし、炎上しやすいので注意です。Facebookは実名登録を原則としているため継続的なコミュニケーションが取りやすく、一発勝負のお祭りを仕掛けるよりはじっくりと関係性を高めていく情報発信が向いています。

ここに挙げた代表的な3つのSNSでも、狙いやすい対象者や得意な発信の方法が違います。「今流行っているから」というのも大切ですが、利用者層や商材、がんばれそうなことから、使いやすい媒体を選びましょう
※Web制作・運用バイブル 2022(2021年11月8日発売)掲載記事を転載