大手呉服屋の美濃屋からウェブ制作の相談を受けたスイスイディレクターのミネアサヒと、その部下で七転八倒ディレクターの新之助。 何でも質問で進めようとするために長引いていたやり取りを、積極的に提案する姿勢に切り替え、 構成を固める段階までこぎつけることができた。しかし、ワイヤーフレームを提出したところ思わぬ修正指示が入ってしまい…
この記事の監修者
~ディレクターの進行管理篇~
ワイヤーフレーム提出時に必須の注意事項とは?
サイト構成のワイヤーフレームを提出したのに、なぜかデザインやコンテンツに修正が入ってしまう…Web制作あるあるですね(涙)。でも、それはクライアントがわかっていないせいではなく、ディレクターの説明不足が原因です。
ワイヤーフレーム作成には Adobe XD や Sketch などをお使いの方が多いでしょう。Web制作の現場ではそれをサイト構成・デザインカンプ・モックアップなどいろいろな目的で利用し、同じファイル形式で保存していますよね。
では、クライアントは画面を見ただけでそれが何をするためのファイルかすぐに識別できるでしょうか。ページ内の要素については説明があるのに、このファイルを一体何のために提出したのか、前提の説明が抜けていませんか? そもそもワイヤーフレームとは何なのか、共通認識はできていますか?
こうした認識のズレが原因で目的でない部分に修正指示が入ってしまうことを防ぐには、ファイルを提出する際に目的をハッキリ伝え、今回チェックしてほしいポイント・チェックしなくていいポイントをきちんと説明することが大切です。
また、構成チェック用なら色を使わずグレースケールにする、ダミーのテキスト・写真に凝らないなど、関係ない要素を排除し目的に適した形で制作するのも、ディレクターの気配りと心得ましょう♥
新之助さん、この先もデザインチェックや動作のチェックなど、クライアントにUIデザインツールのファイルを見てもらう機会は度々ありますよね。その都度きちんと目的を伝え、何についてフィードバックしてほしいのか説明した上でチェックしてもらいましょうね♪
今日の教訓
次回予告
次回! なぜクライアントにデザインのテイストを聞いてはいけないのか?
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