其の八:あの人の非現実的な思い付きに対応する 事例詳細|つなweB
其の八:あの人の非現実的な思い付きに対応する

日々奮闘するWEBディレクターの現場。そこは戦国さながらの生き馬の目を抜くような世界。その中でも水鳥のようにスイスイと進みつつ、クライアントや制作スタッフとの信頼関係を築き上げるディレクターがいる。この道場では、日々のプロジェクト進行から「七転八倒ディレクター」と「スイスイディレクター」の違いを探ります。(前回の内容はこちら)

この記事の監修者

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関根 聖二

株式会社スパイスワークス代表取締役、スパイスワークスミャンマー CEO。 WEBサイト制作で培ったノウハウを活用し、企業のDX推進や、世界最先端の教育DX研究プロジェクトに携わる。

~ディレクターの顧客対応遍~

 

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クライアントの突拍子もない意見への対策とは?

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多くのクライアントを相手にディレクションをしていれば、思い付きで非現実的なことを言い出したり、とっぴょうしも無いことを言ってくる担当者と遭遇するケースもあります。
 

このタイプのクライアント担当者は楽な相手ではありませんが、その時のディレクターの対応で信頼関係を築くことも壊すこともできます。
 

こんな時のキーワードは

「なるほど。だとすると・・・」

 

 

頭から否定されれば相手もいい気分がしません。まずは受け入れることが大切。
「なるほど。」という言葉で、相手は受け入れられた印象を受けます。
 

そして、次が大切。
 

けっして「しかし・・・」とつなげないでください。「しかし」から始まると、相手は否定されたという印象を受け、気分を害したり頑なになってしまう可能性があります。
「なるほど」の次は「だとすると」につなげ、否定ではなく提案的な表現で、同じ立場で考える姿勢に切り替えます。
 

クライアント:「4月1日の公開でプロモーション動画も作りたいんだけど、いけるよね~?」
ディレクター:「なるほど・・・。だとすると3月15日までにはスタジオやモデルの手配まで終わらせる必要がありますので残り1週間もありませんね。」
クライアント:「確かにそうだね。う~ん・・・他の方法で考え直すか。」
 

ここまでうまくいくとは限りませんが・・・(^^;
「だとすると・・・」だとこちらが否定しなくても、相手が自ら考えて実現性を判断する機会を与えることができるのです。
 

否定して相手を止めるのと、相手が自ら考え直すのとではディレクターに対する印象が変わりますよね。同じ内容でも、伝え方をネガティブからポジティブに、否定から肯定に変えていくことで、クライアントとの長期的な関係を構築していくことができそうですね。
 

今日の教訓

 

 

次回予告

 

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次回! 打合せの極意…コミュニケーションスキルより大切なものとは?

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