コロナ禍とマーケティング、データで見る“いま”の特徴 事例詳細|つなweB

消費行動と人々の意識の変化

いまや誰もが口にし、多くの人が実践するようになった「ステイホーム」。外出を自粛し、多くの時間を家で過ごすようになった人々は何を考え、どんな行動をしたのでしょうか。ここではこの春から初夏にかけての消費行動に関する調査データや、人々の意識にまつわる調査結果を集めてみました。

そこで見えてきたのが同じ消費でも、日常生活に欠かせないものと、「不要不急」のものにざっくりと分けられそうだということ。そしてそれら「不要不急の消費」を、実は多くの人が我慢しているということです。この先、何らかの形で新しい生活形態の落とし所が見えるはず。その時、人々の消費行動はどう動くのか。そこには大きなビジネスチャンスが潜んでいるのではないでしょうか。

 
 
 
 
 

変化を恐れず、「新時代」への移行を

消費者の行動や意識に大きな変化が訪れた一方で、マーケティング分野で何が起きていたのか。調査によるとそこには「予算削減」や「リプランニング」、「プロモーション停止」などの厳しさを伺わせる言葉が浮かんできます。しかし、これほどの大きな変化が起きているのですから、苦境の裏で新しいビジネスチャンスの芽も生まれています。

別の調査結果からは、オンラインでの問い合わせが増えたり、メルマガの開封率が上がったといった声が聞こえてきますし、ウェビナーのような新しい手法への期待が高まっている様子も見て取れます。なかでも顔を合わせて商談したり、多くの人を集めることが難しい今の時代にマッチした手法には大きな注目が集まるはずです。

 
 
 
 
 
小泉森弥
※Web Designing 2020年10月号(2020年8月18日)掲載記事を転載

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