日々奮闘するWEBディレクターの現場。そこは戦国さながらの生き馬の目を抜くような世界。その中でも水鳥のようにスイスイと進みつつ、クライアントや制作スタッフとの信頼関係を築き上げるディレクターがいる。この道場では、日々のプロジェクト進行から「七転八倒ディレクター」と「スイスイディレクター」の違いを探ります。 (前回の内容はこちら)
この記事の監修者

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関根 聖二
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株式会社スパイスワークス代表取締役、スパイスワークスミャンマー CEO。 WEBサイト制作で培ったノウハウを活用し、企業のDX推進や、世界最先端の教育DX研究プロジェクトに携わる。
~ディレクターの進行管理遍~


プロジェクトにおける「時間」と「期間」の違いとは?


まずは「時間」と「期間」は違うということを認識しましょう。
「時間」はそのプロジェクトに費やす合計時間です。納品までに1ヶ月かかったプロジェクトでも、30日分の時間を費やしているとは限りません。1ヶ月のうちそのプロジェクトに使った合計時間は3日(8時間勤務で24時間)かもしれません。
「期間」はプロジェクトがスタートしてから納品するまでの暦上の日数です。
1月初めに始まって7月末に納品すれば7ヶ月の期間がかかったことになります。この間に他のプロジェクトが同時進行していて、このプロジェクトに費やした時間がたとえ10時間でも、「期間」は7ヶ月となります。
ディレクターはプロジェクトごとに「期間を短くすることが優先か」「時間を短くすることが優先か」を判断する必要があります。
進行を効率化して制作メンバーが作業に費やす時間をできるだけ少なくすれば、プロジェクトの利益率が向上してコストダウンも可能になり、関わるみなさんがハッピーになります。
本来はこのように「時間」を優先してプロジェクトを進めたいところですね!
しかしいつもそううまくいくとは限りません。。。
スケジュールがタイトな場合など、「時間」より「期間」を選ばざるをえないシチュエーションがあります。
例えばデザインの確定を急がなければならない時は、1案ではなく3案のデザインを提出した方がデザイン決定までの「期間」が短くなる可能性が高まります。
ただしデザイン制作に費やす「時間」は1案の時の3倍かかってしまいます。
「時間」を優先できるプロジェクトであれば、すべての要素をきちんと確定しながら最短距離でプロジェクトを進めるのが最も効率的ですが、「期間」を優先せざるをえない場合は不確定要素の中でもリスクをとってディレクター判断で制作を進めてしまい、「期間」を短縮することが必要なシチュエーションもありますね。
「期間」を優先する場合は制作スタッフとも事前に「リスクがある旨」を共有しておくことも大切です。
不確定要素の中でプロジェクトを進める際は、判断を誤れば余計な時間をとられることになるリスクがあります。時間を犠牲にして期間を優先することはリスクを伴うことになりますので、制作スタッフ全員が認識を共有して協力してもらうことが大切です。
あくまでも期間を優先するのは非常時であり、この場合プロジェクトの利益率は下がります。
あなたのプロジェクトは常に「期間」が優先されていませんか?
今日の教訓

次回予告

次回! プロジェクトメンバーのノリがイマイチ…こんな時そなたならどうする?


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日々のプロジェクト進行から「七転八倒ディレクター」と「スイスイディレクター」の違いを探りましょう。
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