其の一:最初の1時間と最後の1時間の違いを知る 事例詳細|つなweB
其の一:最初の1時間と最後の1時間の違いを知る

日々奮闘するWEBディレクターの現場。そこは戦国さながらの生き馬の目を抜くような世界。その中でも水鳥のようにスイスイと進みつつ、クライアントや制作スタッフとの信頼関係を築き上げるディレクターがいる。この道場では、日々のプロジェクト進行から「七転八倒ディレクター」と「スイスイディレクター」の違いを探ります。

 

この記事の監修者

profile

関根 聖二

株式会社スパイスワークス代表取締役、スパイスワークスミャンマー CEO。 WEBサイト制作で培ったノウハウを活用し、企業のDX推進や、世界最先端の教育DX研究プロジェクトに携わる。

 

ディレクターの進行管理遍

 

「最初の1時間」の価値とは?

 

多くのプロジェクトでは、納品前の追い込みにディレクターとメンバーの集中力が注がれます。
 

しかし、ディレクターにとって最初の1時間は最後の1時間よりも数倍の価値があることを知ることで、プロジェクトの質と効率が大きく変わります。
スタートするうえでしっかりとドキュメントを作り、以下の内容を明確に共有します。

・プロジェクトのゴール

・ゴールへ到達するまでのマイルストーン

・いつまでに誰が何をやるか(WBS : Work Breakdown Structure)

 

作り方次第では、スケジュール表一つでも共有が可能な情報ですね。

 

これらをドキュメント化して、「いつまでに」「誰が」「何をするか」わかる形で共有することによって、 そこから先は制作メンバーが各々の判断で業務を進めることができるようになります。
 

ありがちなのは「とりあえずワイヤフレームつくって・・・」と「作業」からはじめてしまうこと。

最初に集中してしっかりとドキュメントを作り、プロジェクトのゴールと WBS を共有することで、ディレクターの手離れが大きく変わります。
そしてディレクターは進捗管理と顧客とのコミュニケーションに余裕を持って対応することができるのです。

 

しかし、以下のようなケースにおちいることはないでしょうか。

最初にドキュメントを作ることで、事前にある程度の確認事項が見えてくるので、まとめて確認してから進めることができます。しかし、都度確認だとクライアントの手も煩わせることになりますね。
 

本来は最初にドキュメントを作ってしっかりとレールを引くことでプロジェクトメンバーが各々進めるようになります。
その結果ディレクション業務が効率化されますが、時間がない時ほどディレクターの視点が目先のことにしか届かず、ドキュメントを作ることの「わずらわしさ」が先に目についてしまいます。
能力が高くて器用なディレクターでも、これが原因である時点から伸び悩むことが多いので注意が必要ですね。

今日の教訓

 

 

次回予告

 

ミネアサヒ
 

次回!プロジェクトマネージャーが陥りがちな「弱さの壁」とは?そなたも身に覚えがあるかの?

 

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ミネアサヒ
 

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日々のプロジェクト進行から「七転八倒ディレクター」と「スイスイディレクター」の違いを探りましょう。

 

 

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