【PR】信頼関係を第一に、20年以上続く“営業なし”経営 事例詳細|つなweB
【PR】信頼関係を第一に、20年以上続く“営業なし”経営

株式会社スパイスワークス

https://www.spiceworks.co.jp/
〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5F WeWork 内
TEL 03-5919-3984

 

お客様を不安にさせないための、Webディレクターの力量

スパイスワークスは2001年の設立以来、営業担当者を置かず、長く付き合うクライアントを少しずつ増やしながら事業を続けてき ました。クライアント担当者の紹介や、担当者の転職先企業から新しい案件を得ることもあります。多くのクライアントが、また次 もスパイスワークスに頼みたくなる理由はどこにあるのでしょうか。

代表取締役の関根聖二さんは、仕事をする上で、特に「コミュニケーション頻度とクイックレスポンス」を意識していると言います。
「お客様を不安にさせないことが第一です。考えたり作業したりする時間はもちろんありますが、その間もコミュニケーションを途切れさせず状況を逐次連絡するなど、基本的な行動が大切です」(関根さん、以下同)

コミュニケーション頻度を高めることで、言葉に表れないクライアントの要望を掴み、改善や新しい施策の積極的な提案も行っています。
「営業担当者がいないからこそ、私たちはお客様との信頼関係をもっとも重視しています。制作には技術力や品質も大切です。しかし、それらはすべて信頼を築くための手段であり最低限の要素だと考えています」

その鍵となるのが、プロジェクトを動かすWebディレクターの力量です。同社のディレクションが評価される背景には、継続的な研修による学びがありました。PMBOKガイド*によるプロジェクトマネジメントの知識、実体験で得たノウハウを元にしたコンテンツ、案件終了時のルックバックの共有など、座学と実践的な学びを往復することで、顧客への対応力向上に直接役立てているのです。

さらに、エンジニアを講師にした新しい技術の勉強会も実施しています。知識で提案力を強化すると同時に、リモート中心の職場環境における情報共有を促進し、社内にある技術資産の有効活用にもつなげています。

(*) Project Management Body of Knowledge。世界的に用いられているプロジェクトマネジメントの知識体系

 

研究から得た実践的ノウハウでUI/UX開発に強み

大学などと行う教育研究プロジェクトでは、リクルートしたテスターによる一時的な使用ではなく、学生・生徒たちが実際に日々の学習の中でツールを使用するため、質・量ともにリアルなデータを得ることができます。データは統計の専門家に分析され、学術的に信頼できる研究成果として発表されます。こうした成果が同社のノウハウとして蓄積され、さまざまなDXソリューションの開発に活用されています。

 

スパイスワークスが開発した働き方DXツール「Playth」。自社に導入することで残業時間削減や予算管理に成果を上げました

 

顧客のニーズにあわせてカスタマイズ 最適なCMSの提案と開発

Webサイト構築にCMSを用いることが当たり前になった現在。スパイスワークスでは、予算、セキュリティ基準、運用体制への最適化など、顧客 ニーズに応じたCMSのカスタマイズに対応しています。特に、大学の研究室で必要とされる機能と使いやすいUI を包括的に組み込んだWordPressのパッケージは、短納期・低コストで必要なものがそろうことで好評を得ています。

 

研究内容の紹介、メンバー紹介、論文の一覧など、大学研究室で必要になる情報を扱うためのテンプレートと、わかりやすくカスタマイズした管理画面をセットにしたパッケージを提供

 

社会をより良くする仕事に、制作力・開発力を活かす

スパイスワークスは「インターフェイスを通じて社会の課題を解決する」をミッションとしています。

同社は15年以上にわたり、東京大学、九州大学などの研究プロジェクトに参加し、教育支援ツールを開発する中で、学習行動の見える化による自律的な行動改善「自己調整学習」の研究成果に貢献してきました。また、同社開発の働き方DXツール「Playth」でも同様の効果を確認しています。さらに、ユーザーとのコミュニケーション接点としてブランディングの印象を形づくるのもインターフェイスです。インターフェイスが社会を変える起点になる可能性を、こうした面に見出しているのです。
「人の行動変容にもっとも影響するのは、人が実際に触れる部分です。インターフェイスを通じて人の行動を変えることで、社会を良くすることができる。そういう部分から貢献していくことを理念としてます」

2023年、スパイスワークスは新しくフィリピンに支社を設立しました。大学の研究プロジェクトに参加した海外の研究者からWebサイト制作を依頼されることがあり、英語が公用語の一つであるフィリピンならこうした依頼にも対応しやすいことが理由の一つです。2015年に設立したミャンマー支社では、コーディングや画像加工などの作業だけでなく、上流工程から制作できる人材の育成に力を入れてきましたが、2021年の軍事クーデター後の政情不安が続く中、一部のスタッフを一時的にフィリピンで受け入れる目的もあったと言います。フィリピンでスキルを磨き、ミャンマーに戻れるようになった時には国の復興に力を発揮してほしい、という考えです。
「Web制作スキルは、教育やビジネスを通じて社会を良くすることに活かせる能力です。ビジネスだけでなく、人を育てる面でも貢献していきたいと考えています」。

 

EdTechの国際技術標準に対応 実践的UI/UX開発ノウハウも豊富

スパイスワークスは、日本国内ではまだ例の少ないEdTechの国際技術標準LTI(Learning Tools Interoperability)準拠の教材やプラットフォームの開発および導入コンサルティングに対応しています。

 

LTI 対応の学習プラットフォームと教材の概要

 

LTI 規格準拠の教材開発や導入コンサルに対応

EdTechは近年、LTI 規格に準拠した教材・ツールをLMS経由で利用し、そのデータをLRSで収集・分析し、ラーニングアナリティクスに活用する方向へと進んでいます。文部科学省も、オンライン上で学習や評価ができる公的CBT(Computer BasedTesting)プラットフォームを提供しており、LTI で各学校のLMSと接続する事例も増えつつあります。

これらの仕様や実装に関する技術的な情報は、国内にまだ多くありません。しかし、スパイスワークスでは15年以上前から教育工学の研究プロジェクトに参加することで、一般への普及に先んじて蓄積してきたノウハウがあります。研究のためにスパイスワークスが開発したさまざまな学習ツールは、学校の授業で実際に使用され、得られたデータは統計的に分析され、論文として発表されています。その経験から得られた成果が、プロダクトとしての学習教材やシステム開発において信頼できるエビデンスとして役立っているのです。

スパイスワークスではこれらの知見をもとに、EdTechに取り組む学校や教材の出版社等からの依頼を受け、プラットフォームや教材の開発および導入コンサルティングなどを行っています。

 

高度な開発から使いやすいパッケージまで 多様なニーズに応えるCMS導入

Webサイトを目的に沿った形で運用するには、CMSの最適なカスタマイズが肝心です。スパイスワークスは、得意とするインターフェイスの知見を生かした使いやすいカスタマイズ開発を行っています。

 

スパイスワークスが導入実績を持つCMS

 

用途・目的に応じた最適なCMSのカスタム開発

スパイスワークスで開発・導入を行っているCMSは、主にWordPress、MovableType、Drupalの3つです。

もっとも事例が多いのはWordPress で、コーポレートサイト、メディアサイト、ブランドサイトなど、幅広い開発経験があります。クライアント側からの指定で採用することも少なくありません。

Movable Typeは、大手企業のサイトを長期運用し、データベースと連動したコンテンツの自動更新など高度な機能開発を行った実績があります。

Drupalは国内でも少しずつ導入事例が増えており、スパイスワークスでは外資系企業サイトの運用で実績があります。

現在力を入れているのが、大学の研究室に特化したWordPress のパッケージを使った開発です。すでに多くの大学研究室がWordPress を使って自前で構築したサイトを運用していますが、プロがデザインすることで研究実績や研究室の雰囲気がより伝わりやすいサイトになります。研究室のサイトに共通するページや要素をパッケージ化することで、使いやすくカスタマイズした管理画面で更新しやすい環境を整えると同時に、開発期間やコストを抑えて提供できることが特徴です。

 

必要な機能を短納期で提供 大学研究室向けパッケージ

ほとんどの企業サイトに会社概要や事業紹介ページがあるように、大学の研究室のサイトにもある程度決まったスタイルがあります。例えば、メンバー紹介、研究実績、論文や書籍のページがあり、教員や学生が運用を行っていることです。スパイスワークスではこのスタイルに最適なWordPressのパッケージを開発し、短納期かつコストを抑えて導入するプランを提供しています。

Point

  • 主要なページや機能をデフォルトで用意
  • 研究室の特徴が伝わるデザインを提案
  • 更新しやすさを工夫した管理画面
  • 短納期・コストを抑えた開発が可能
  • 独自のカスタマイズにも対応

 

 

企画協力:株式会社スパイスワークス
本記事はWeb制作会社年鑑2024に掲載されています。

 

ext:笠井美史乃  Photo:黒田彰  撮影:WeWork麹町