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株式会社キノトロープのお仕事

Webマーケティングを次へ進めるための
前段階として、全体の整理ができました

佐藤 亮
矢崎総業株式会社 経営企画室 広報部

 

やっとスタート地点に立つことができたので
お客様の声を反映しより良くし続けます

勝山 寛
矢崎総業株式会社 経営企画室 広報部

 

基盤ができたおかげでお客様にとっても
必要な情報を見つけやすくなりました

丸山 靖史
矢崎総業株式会社 経営企画室 広報部

 

将来的な展開を見据えまずはしっかりとし
た基盤を構築することを提案しました

生田 昌弘
株式会社キノトロープ 代表取締役社長

 

新規の人が見ても知っている人が見ても
わかりやすい構造を第一に考えました

笠井 貴斗
株式会社キノトロープ コンサル部 ディレクター

 

複数ドメインにまたがる巨大グループサイトを基盤から再構築
矢崎総業株式会社

施策手段:コーポレートサイト総合リニューアル
ローンチ:2023年6月以降、順次
準備期間:2021年6月
スタッフ:PM:生田昌弘 D:笠井貴斗

 

 

■課題背景
表面的なリニューアルでは解決しない大規模サイトの課題に正面から向き合う

矢崎総業からキノトロープへWebサイトリニューアルのオファーがあったのは、2021年6月。当時、矢崎総業では広報部が管理する矢崎グループコーポレートサイトの他、各事業部・子会社などのサイトが複雑に入り組み、訪問者が目的のページに辿り着きにくい状態でした。情報連携やブランディングなどに統一ルールがなく、CMSを導入したものの運用が滞っているケースも少なくありませんでした。

キノトロープの生田昌弘さんがコーポレートサイトを見て最初に受けた印象は、「大規模サイトで解決すべき問題がある典型的な状態」でした。
「UIを直すようなリニューアルで収まるものではなく、部分最適の状態を全体最適につくり変える必要がありました。そのために、矢崎総業社内、各事業部やグループ会社の隅々にまで、リニューアルに関してコンセンサスを取ることが私たちのミッションであると考えました」(キノトロープ 生田さん)

全体最適とは単にビジュアルの統一などに留まらず、運用・更新やコンテンツ共有など、全体の基盤となるCMSをしっかりと構築することです。グループ全体のサイトリニューアルを考えればそれが必須ですが、設計開発に時間とコストがかかる上、最初にリニューアルできるサイトが限られることから、生田さんは「提案として受け入れられにくい」と覚悟していました。しかし、矢崎総業の受け止めは違いました。
「キノトロープさんは、どの企業にも当てはまるような正論ではなく、当社固有の問題に向き合い、突っ込んだ内容を提案してくれました。それを実現する技術的裏付けや運用に向けたサポートにも言及があり、これなら社内を納得させられると確信しました」(矢崎総業 丸山靖史さん)

目的理解や提案力といった評価項目の他、運用に向けた手厚い支援体制や熱意が評価され、満場一致に近い形でキノトロープの提案が採用されました。

 

■目標戦略
まずはプラットフォームを整える方針を決め、段階を踏んだ取り組みへ

 リニューアル対象が膨大なため、計画は3つの段階に分けられました。まず、CMS基盤の開発とグループ総合のコーポレートサイトのリニューアル。次に各事業部・子会社サイトのリニューアル。そのコンテンツを充実させつつ、グローバルサイトのリニューアルを目指します。

キノトロープがまず取り組んだのは、複雑に入り組んだ多数のサイトの関係を再構築し、将来的に全てを載せられるCMSを設計することでした。しかし、企業が大きくなるほどそうした合意形成が簡単でないことを過去の経験から想定していました。
「大規模サイトの難しさはエンジニアリングの問題ではありません。クライアント側の事情を考慮して筋道を立て、エビデンスを用意するなど、なるべく柔らかく提案を通せるようあらゆる関係者と交渉することです」(キノトロープ 生田さん)

リニューアルに向け長く検討を進めてきた矢崎総業では、将来的なWeb活用の形を掴みかねていましたが、ここで方針が明確になったといいます。
「以前はデザインや見た目の問題に走りがちでしたが、今回はまずプラットフォームを整えコンテンツは後から充実させていくと、切り離して考えることで、基盤づくりに重点を置くことに集中できました」(矢崎総業 佐藤 亮さん)

 

■成果今後
リニューアル完了がスタートライン
専任担当者と連携し、本格的な運用へ

 2023年6月、STEP1のコーポレートサイトリニューアルが完了しました。当初の課題であった構造の問題は、デザイン面からも入念に検討されました。
「コーポレートサイトには幅広い層が各々の目的を持って訪問します。ソリューションの全体像がわかり、適切なページに遷移できるよう、特にトップページは時間をかけてデザインと構造を考えました」(キノトロープ 笠井貴斗さん)

2024年3月には各事業部サイトも公開。その運用に向け、矢崎総業では事業部ごとに専任のWeb担当者2名を置き、各々の顧客ニーズに沿った情報提供に取り組む体制を整えました。広報部はそれらををコーポレートサイトと連携させながら、定例会を設け全体でPDCAを回していく計画です。
「今回こうして全体を整理できたことで、デジタルマーケティングへの活用など、次のステップへ向かうスタートラインに立てました。特に若手の担当者とは問題意識を共有できたと思いますので、リテラシーを高めながら活用を広げていきたいと考えています」(矢崎総業 佐藤 亮さん)

これから運用を担う事業部の方の熱心さは、キノトロープが実施したCMSのレクチャーでも感じられたといいます。広報部では今後、次の目標となるグローバルサイトのリニューアルに向け、各地域本社にヒアリングするなど検討を進めていく考えです。

 

株式会社キノトロープ仕事のポイント
● 企業固有の課題に向き合い、本質的な改善を提案
● 多数の大規模サイトで実績を持つ信頼の制作・進行・折衝力

 

企画協力:株式会社キノトロープ
本記事はWeb制作会社年鑑2024に掲載されています。

 

Text:笠井美史乃