アドビは3月26日(米国時間)、同日開催されたデジタルエクスペリエンスカンファレンスであるAdobe Summitにおいて、企業が生成AIを利用してコンテンツサプライチェーン全体を最適化できるようにする主要なソリューションの新技術を発表した。
○機能追加の概要
コンテンツサプライチェーンは、ワークフローとプランニング、制作とプロダクション、アセット管理、配信とアクティベーション、インサイトとレポーティングという5つの主要な要素で構成されている。
アドビは、企業がコンテンツサプライチェーンを自動化する「Adobe GenStudio」における生成AIファーストの新機能を追加した。これによりマーケティングチームは、ブランドに沿ったコンテンツの計画、制作、管理、アクティベーション、測定が迅速に行えるようになるとしている。Adobe Experience CloudとCreative Cloudにネイティブに統合される。
なお、新しいワークフローとプランニング機能として、Adobe Workfront Planning、およびWorkfrontとFrame.ioが搭載される。
また、新しい制作とプロダクション機能として新しいFirefly機能、Adobe Creative Cloud for Enterpriseの新機能、Adobe Express for Enterpriseが搭載されるほか、新しいアセット管理機能としてAdobe Experience Manager Assets content hubが用意されている。
加えて、新しい配信とアクティベーション機能としてAdobe Experience Manager Sitesのバリエーション生成機能およびAdobe Journey Optimizerの電子メール生成機能が、新しいレポーティングとインサイト機能としてAdobe Content Analyticsが含まれる。