デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は2月28日、生成AI機能を活用し、インフルエンサーの選定からデータクリーンルーム分析による広告効果の可視化までをワンストップで支援する「インフルエンサーAIナビ」の提供を開始したことを発表した。同サービスによって、企業はより効率的なインフルエンサー施策の実施が可能となるという。
○インフルエンサーAIナビの概要
近年、インターネットユーザーの消費行動に対するSNSの影響力が高まっており、企業もソーシャルメディアにおけるマーケティング活動を重視しているという背景のもと、同社では、企業ニーズに最適なインフルエンサーの選定から、データクリーンルーム分析による施策効果の可視化までをワンストップで支援する同サービスの提供を開始するに至ったという。
同サービスは、インフルエンサー活用、データクリーンルームを用いた効果測定をはじめ、デジタルマーケティング全般にわたる同社の実績と知見に加え、生成AI機能の活用により実現するという。
○インフルエンサーAIナビの特徴
同社はインフルエンサーAIナビの特徴として以下の2点を挙げている。
○生成AIを活用したペルソナ生成とインフルエンサーアサイン
Metaのデータクリーンルーム「Advanced Analytics」と生成AI機能を活用し、広告効果が高いユーザーを分析し、それに基づくペルソナ像を自動で生成する。こうして生成されたペルソナ像をもとに、訴求内容別に相性の良い最適なインフルエンサーのアサインをサポートする。
○データクリーンルーム活用による、インフルエンサー広告効果の可視化
起用したインフルエンサーの素材を利用した広告配信をInstagramで行い、インフルエンサー別のブランドリフト効果や来店・購買効果を可視化する。通常の管理画面からでは確認できない、より精度の高い効果分析を行うことで、今後の施策検討やクリエイティブ設計など、成果の最大化に寄与する広告運用が実現できる。
同社は今後も、デジタル広告の効果最大化を可能にするさまざまなサービスを順次開発・提供し、企業のマーケティング活動の支援に取り組む構え。
