「WordPress 6.5」β1リリース 事例詳細|つなweB
「WordPress 6.5」β1リリース

WordPress.orgは現地時間2月13日、オープンソースのCMS「WordPress」の次期バージョンとなる「WordPress 6.5」のテスト確認用バージョン「WordPress 6.5 Beta 1」のリリースを発表した。2月20日(以下、現地時間)の「Beta 2」、2月27日「Beta 3」を経て、RC版(RC1/3月5日、RC2/3月12日、RC3/3月19日)から3月26日の最終版のリリースを予定している。
○「WordPress 6.5」の強化ポイント

次期バージョンとなる「WordPress 6.5」では、Gutenbergプロジェクトのフェーズ3(共同編集とワークフロー機能)に対応したサイトエディターとコンテンツエディタ「Gutenberg」の更なる機能強化が行われ、「6.4」で見送られたフォントマネージャー「フォントライブラリ」の提供で、サイトのデザインで重要な位置を占めるフォントデザインの管理が可能になる。

それ以外にも、再利用可能なブロックSynced Patternsのアップグレード、「Block Bindings API」の強化、Webサイトのフロントエンドをインタラクティブにする「Interactivity API」がコアに導入されている。同機能はリロード不要の新コメント表示や訪問者によるコンテンツ操作などリアルタイムに稼働する訴求性の高いコンテンツ作成を可能にするもので、デモサイトで動作を確認できる。

「WordPress 6.5 Beta 1」は、バグチェックやプラグインなどのテスト確認、プレビュー評価などを行うためのバージョンで、リリーステストに参加するユーザー用にはテストガイドが公開されており、「Beta 1」とRC(最終リリース候補)版の開発期間に新しい未リリースのセキュリティ脆弱性を報告した場合、バグ報奨金が2倍になることも発表している。

著者:竹中貴一

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