大手呉服屋の美濃屋からウェブ制作の相談を受けたスイスイディレクターのミネアサヒと、その部下で七転八倒ディレクターの新之助。 タスクのやり繰りも以前よりスムーズになり、 プロジェクト終了が見えるところまでこぎつけた。そして、いよいよ迎えた1回目のテストアップの日…
この記事の監修者

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関根 聖二
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株式会社スパイスワークス代表取締役、スパイスワークスミャンマー CEO。 WEBサイト制作で培ったノウハウを活用し、企業のDX推進や、世界最先端の教育DX研究プロジェクトに携わる。
~ディレクターの進行管理篇~


意外と知らない「もう一つのスケジュール」とは?


今回の失敗は、クライアントへの提出スケジュールをそのまま制作側に伝えてしまったことが原因です。
クライアントへの提出物は必ず事前に社内で確認し、必要があれば修正・再確認できる形で内部向けのスケジュールを組んでおくことが重要です。これはテストアップに限った話ではなく、企画提案、デザイン提案などプロジェクトのどのフェーズにおいても同様です。
例えば、
内部向け提出・確認
↓
修正
↓
内部で再確認・修正
↓
クライアントへ提出
といった形で内部向けのスケジュールを組み、制作側と共有しましょう。
ところが現実的には「クライアント向けの提出日を知らせておけばその前に内部向けに提出してくれるだろう。」という考えのディレクターを見かけることも多いのです。いくら社内で気の知れた仲間とはいえ、これは期待でプロジェクトを進行しているようなもので、プロジェクトマネジメントとは言えません。
では、具体的に内部向けのスケジュールでの確認・修正作業に何日程度確保すれば良いのでしょうか。
これは、成果物の種類や量によって、また関係者の範囲によってさまざまです。ディレクター自身のチェックで済むならすぐに調整できますが、上司に回す必要があれば少し余裕が欲しいところ。修正があった場合にすぐ対応してもらえるかどうかも要注意ポイントです。
ここでも大切なのは事前準備。あらかじめスケジュールに「社内提出→修正→内部確認」を組み込んでおいて、制作側の時間を確保しておくのです。
渡したその日に「明日までに対応してください」と頼んでも、相手の都合がつかないことも考えられますからね。
新之助さん、クライアント向けのスケジュールを組んで満足するのではなく、社内向けのスケジュールを組んで共有しておくことをお忘れなく♥
今日の教訓

次回予告

次回! クライアントからダメ出しが!!・・・これって誰のせい???


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