大塚製薬ら、PHR活用したヘルスケアサービスの実証実験をイオン薬局で開始 事例詳細|つなweB
大塚製薬ら、PHR活用したヘルスケアサービスの実証実験をイオン薬局で開始

大塚製薬は11月8日、カケハシおよびイオンリテールらと構成したコンソーシアムが、経済産業省が推進する令和5年度「ヘルスケア産業基盤高度化推進事業(PHR利活用推進等に向けたモデル実証事業)」の実証事業者に採択されたことを発表した。

同コンソーシアムは今後、意識することなく健康になっていくヘルスケアサービスの実現を目指して、東京都内のイオン薬局で実証事業を開始する。

コンソーシアムが実施するヘルスケアサービスでは、イオンリテールが展開するイオン薬局の薬剤師が、カケハシが提供する薬局体験アシスタント「Musubi」と、患者フォローシステム「Pocket Musubi」を通じて来局者とのコミュニケーションを図る。さらに大塚製薬が開発した個別化健康サポートサービス「エイチル」を活用した健康提案を行い、来局者の日常の生活スタイルが自然と改善され健康になるための環境を構築する。

処方情報やエイチルが取得した生活習慣に関するアンケートデータに基づいて、各個人に合った健康増進や重症化予防につながる提案を継続的に実施し、日常生活の中で意識することなく健康になっていくヘルスケアサービスを目指すとしている。

大塚製薬のエイチルは、アンケートの回答内容と科学的知見に基づいて健康増進を促す情報を提供する双方向型のコミュニケーションサービス。「英知(エイチ)を集約して知識を得る(エル)」というコンセプトが名称の由来のようだ。

著者:熊谷知泰

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