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株式会社フォークのお仕事

ユーザーのためにやるべき改善をフォークさんと一緒に進めていきたい
石田 紗弥子
ランスタッド株式会社
マーケティング&ブランドコミュニケーション本部
DX部 デジタルCX室 マネージャー

 

ユーザー視点を重視し綿密な設計の上で顧客企業の事情を汲み成果を出せるサイトに
奥田 隆春
株式会社フォーク 執行役員 ウェブインテグレーション部長

 

丁寧な準備と設計でリニューアルに大きな成果
信頼を重ね改善を継続中
ランスタッド株式会社

施策手段:サービスサイトリニューアル
実施期間:2018年~
スタッフ:Account Manager:奥田 隆春 PM:濱本 彩加

 

 

■課題背景
テストやログ分析で課題を洗い出し
後工程を齟齬なく進める

 株式会社フォークは、Webサイトを中心にプロデュースやデザイン、システム開発などを受託する制作会社です。1999年設立で、従業員数は205名(2022年5月)。主にプロモーションやキャンペーン企画等を担当する「ウェブプロモーション」部門と、大規模サイトの構築や中長期的な戦略展開・運用を担当する「ウェブインテグレーション」部門があり、近年は情報系ツールを用いたデータ活用を支援する「DX化推進」にも力を入れています。

 同社執行役員ウェブインテグレーション部長の奥田隆春さんは、制作において特にフロント設計を大切にしているといいます。
「設計の前段階でテストやログ分析を行い、つくるべき形を明確にしてからデザイン工程へ進むことを重視しています。後で齟齬が出てお客様にご迷惑をおかけしないようにするためです」(フォーク 奥田さん)

 同社に制作を依頼するランスタッド株式会社 石田紗弥子さんは「定例会で要件をしっかり固め、ユーザビリティテストから課題を洗い出すなど、丁寧に進めていただいています」と、この点を評価しています。

 ランスタッドはグローバルに展開する世界有数の総合人材サービスで、日本版では「転職エージェント」「オフィスワーク派遣」「短期スポット」など、専門に分かれた幅広いサービスを提供しています。フォークへの最初の依頼は2018年、「オフィスワーク派遣」サービスのリニューアルでした。当時のランスタッド担当者が求めたのは、「個別の課題を見える化し、提案の根拠を共有しながら進める」ことでした。“暗黙の了解”が意図せぬ結果になることを避けるためです。

 奥田さんが最初に行ったのは、担当部門の関係者に細かくヒアリングし、課題を構造化することでした。人によって異なる課題感を整理し、優先順位をつけることで、「つくるべき形」の方向性を浮き彫りにしていったのです。

 

■戦略実施
最初のリニューアルで成果
モデルケースとなる成功事例に

 リニューアルにおいて最も重視されたポイントは、検索フローの設計でした。奥田さんは、構造化した課題から仮説を立て、プロトタイプを作成して、ユーザビリティテストを行いました。
「プロトタイプを使って被験者に仕事の検索から応募までを操作してもらい、実際に使っている様子を見てUI上の課題を洗い出していきます。この方法は、クライアント社内の方々が日々の操作する中で見えていないことを見える化し、新たな発見を改善に反映させていきたい場合によく用います」

 エリア、職種、時給など、多数の検索軸がある中で、その選び方や組み合わせ方、ユーザーの動線をどう整理し、精緻化していくか。多様な検索行動と日々変動する求人情報とをエラーなくマッチングさせるためには、表からの見た目以上に複雑なロジックと、イレギュラーパターンへのきめ細かな対応が求められました。また、ユーザビリティとSEOとを両立させるため、最適解へたどり着くまで何度も検討を重ねました。

 こうした課題を乗り越えてリニューアルが完了し(右下図)、結果、ランスタッド社内でモデルケースとなる成果を上げました。
「これをきっかけに、部署内の他のチームからもフォークさんに制作を依頼したいと声が上がるようになりました。開発が絡むような大規模なリニューアルだけでなく、静的なページひとつでも非常に丁寧に対応していただけます。『オフィスワーク派遣』リニューアル時に蓄積された知見は、今も他の案件を進める際の参考になっています」(ランスタッド 石田さん)

 

 

■成果今後
ユーザー視点を基軸にしながら
組織の事情にあわせた最適解へ

 ランスタッドではこの春、新たに自社の従業員を募集する「採用サイト」のリニューアルを控えています(2023年3月 時点)。この件もフォークが担当し、現行サイトを使ったユーザビリティテストの計画~実施、その結果を受けた企画提案、他社事例の分析といった丁寧な準備の上で制作が進められてきました。「この案件では、各部門の現場の方々が持つ潜在的な思いを具現化することに力点を置く必要があると考えました。Webサイトは組織のあり方を現すものです。制作側が正論を押し通してもうまくいくものではなく、組織の事情を汲んで、その上でユーザー視点を持って形にすることが私たちの仕事です」(フォーク 奥田さん) 同サイトでは他にも複数のサービスでリニューアル計画が進行しています。「オフィスワーク派遣」のリニューアル以降、蓄積された知見があるおかげで、1つの案件にかかる時間も短縮されています。

 ランスタッドの石田さんは、ここまでの成果がサービス全体に良い影響を与えていると言います。
「今もフォークさんと一緒に別のサービスのリニューアルに取り組んでいるところですが、サービスの特性にあわせたご提案をいただくなど、全体的に良い方向に進んでいます。とはいえ、仕事の検索から応募までユーザーをサポートするために、Webサイトにできることはまだまだあるはずです。絶えず改善し続けていくことが必要ですから、今後もランスタッドのことをよくご存じのフォークさんには、長くお付き合いいただきたいと考えています」(ランスタッド 石田さん)。

 

株式会社フォーク 仕事のポイント
●「設計段階を丁寧に行い、後工程での齟齬や手戻りを削減
●組織の事情を汲み、ユーザー視点を持って最適な成果を追求

 

企画協力:株式会社フォーク
本記事はWeb制作会社年鑑2023に掲載されています。

 

Text:笠井美史乃