Microsoftは5月12日（米国時間）、Bing Search Blogの記事「Bing Preview Release Notes: Formatting Improvements and Image Creator Language Support」において、検索エンジン型AIチャットボット「Bing チャット」の機能強化について発表した。
最新のリリースにおける強化内容としては、チャット回答の一部として画像が表示できるようになったことや、 ショッピングや天気などの一部の分野に関する回答表示が内容に合わせて最適化されたことなどが挙げられている。
Bingチャットに最近追加された機能の一つに、画像生成AI「Image Creater」の機能統合がある。これによって、チャットを通じて画像の生成を依頼できるようになったが、最新のリリースではこの機能が検索結果にも統合され、チャットの回答にテキストに加えて画像も表示可能になった。現在は動物などの一部のトピックでのみサポートされているが、今後サポートするトピックをさらに拡張していく計画だという。
回答に対して箇条書きや表形式での表示など、書式設定を反映させられるようになったのも最近のBingチャットの新機能である。最新のリリースではこの機能がさらに拡張され、ショッピングや天気、金融、自動車といったトピックについて、それぞれのトピックに合った形で表示可能になったという。例えば、探している商品について質問した際、検索にヒットした商品が比較しやすいように並べて表示される。
その他の強化点としては、チャットの回答内容を簡単にコピー＆ペーストできるようにコピーボタンが追加されたことや、チャット欄にプロンプトを作成した際に段落や箇条書きなどの書式設定を含められるようになったことが挙げられている。
MicrosoftではBingチャットの継続的な強化とプレビューに取り組んでおり、上記以外の実験中の機能についても、一部のユーザーに対して一時的に表示される場合があるという。同社では、オープンプレビューに参加するユーザに対して積極的なフィードバックを募集している。
