Web広告出稿、2大検索サイトと各SNSの特徴 事例詳細|つなweB

現在主流でスタンダードなのは検索サイトのキーワードによって検索結果上位に表示されるリスティング広告、Webメディアに掲載されるディスプレイ広告、そしてSNSでの広告出稿です。

 

ここでは、前ページで紹介した「運用型広告」を前提に説明します。

上の表は、現在主要なWeb広告の特徴をまとめたものです。Web広告として代表的なのは「検索連動型広告(リスティング広告)」で、GoogleやYahoo!といった検索サイト上で検索するワードをユーザーが入力すると、検索結果に広告が表示されます。「検索する」という何かの情報を知りたいという欲求が高いタイミングで広告を見せることができるので、購買目的など顕在層に印象付けやすい広告と言えるでしょう。

もう1つ主要なのが「ディスプレイ広告」と呼ばれる広告で、検索サイトが提携している各種Web媒体用意している広告枠に広告画像を表示し、それをクリックするとこちらが意図したWebサイトに移行するという仕組みになっています。表示される場所や掲載される画像のサイズなどはあらかじめ決められているので自由なカスタマイズは難しいですが、性別や場所、興味を指定することができ、ある程度狙った対象者が見てくれる可能性が高まります。無関心層への認知目的や潜在層、顕在層をサイトに誘導する目的で使われることが一般的です。

日本国内ではGoogle、Yahoo!の2つを検討すれば十分です。どちらも全世代の広い層に利用されており、ディスプレイ広告が掲載できる提携Web媒体は数千におよびます。

 

最近は検索サイトでの広告出稿とともに、SNSを活用した広告が非常に多くなっています。SNS広告は基本的に、それぞれのSNSを利用している(アカウントを持っている)ユーザーの属性や閲覧・クリック(いいねやシェアなど)といったSNS内で行っている行動に基づいて彼らのタイムラインに広告が表示されるものが主流です。Facebook広告は、そもそもFacebookがアカウントの実名登録を原則としているので配信対象を高い精度で狙うことができ、Instagramも同じ会社で運営されているため広告用のデータは双方で共有できます。FacebookとInstagramという媒体ごとだけでなく配信スペースやテキスト、画像、動画と広告フォーマットを多様にカスタマイズできる点が大きなメリットです。特にInstagramは現在、急速に利用者数を増やしていて非常に影響力の強いSNSになっており、その機能である「ストーリーズ」の人気も相まって、Instagramへの広告出稿はぜひ考えたいところです。

一方、Twitter広告は4,500万人以上の利用者を抱え国内最大です。年齢性別ともに幅広い利用者に情報を届けられます。

 
※Web制作・運用バイブル 2022(2021年11月8日発売)掲載記事を転載