Web広告のターゲット・費用。効果的な使い分け、2種類の課金方法 事例詳細|つなweB

Web広告には現在、さまざまな種類が登場しています。それぞれ広告掲出方法や対象となるユーザー層、適正などが違いますので、効果的な方法を選びましょう。

 

Web広告はさまざまな種類があり、適しているユーザー層や目的も違います。ユーザー層も男女、老若男女、年齢といった属性だけでなく、自社の商材に対する関心度(フェーズ)で分けられます。自社の商材のことを知らず、その分野に興味もない層である「無関心層」、自社の商材は知らないけどその分野に興味関心はある「潜在層」、自社の商材は知っており、その分野に興味もあって他商品と比較検討している「顕在層」、そして、自社の商材を購入・利用したことのある「購入層」です。彼らに対して、上図のように、無関心層にはまずは商品の「認知」を促す動画広告、潜在層には興味・関心を自社商品に向けるためのタイアップ記事広告やディスプレイ広告、SNS広告、顕在層には自社商品を選択してもらうように促すリターゲティング広告、購入層には継続してご利用いただけるような情報を提供するためのリスティング広告といった具合に、顧客の認知や興味関心度合いにあわせて出し分けることで、より効果を期待することができるようになります。

 

 

広告費用の発生パターンにも種類があります。まずは大きく分けて2種類あり、既存媒体の枠を買い取って情報を発信する、テレビや雑誌の出稿と近い感覚の「予約型広告」、広告の制作物、配信対象者、配信するスペース予算などをリアルタイムで変更し成果を目指す「運用型広告」です。一般的に「Web広告」というと後者のイメージが強い方が多いかもしれません。さらに、あ商品購入や資料請求など目的達成に合わせて費用が発生する「成果報酬型」や、Webサイトに表示されるバナーなど、クリックされるごとに発生する「クリック課金型」、広告が画面が表示された回数によって発生する「インプレッション課金型」、クリックやSNSで言えばシェアなど、あらかじめ設定した行動をユーザーが起こした場合に発生する「エンゲージメント課金型」があります。さらには、メール広告では配信した回数分で費用が算出されるのが一般的で、動画広告では動画が試聴された回数で費用が発生します。記事広告などは、保証されたページ閲覧数を超えると費用が発生するというパターンもあります。

 
※Web制作・運用バイブル 2022(2021年11月8日発売)掲載記事を転載