SNSで集客する(4)SNS投稿用コンテンツの作り方 事例詳細|つなweB

中長期で定期的な発信が必要なSNSで起こりがちなのは「ネタ切れ」。そもそもどんな内容のコンテンツを作ればいいのかわからないということもあり得ます。

 

継続的な情報発信を中長期で実施して初めて効果が現れるSNSの投稿では、毎回ゼロからコンテンツの内容を考えていてはすぐに煮詰まってしまいがちです。そこでまずは、実施期間と投稿頻度を計算し、全何回の連載になるか計算してみましょう。例えば、最初のうちは試行錯誤が伴うので1週間に1本のペースとして3カ月実施すると決めれば、合計で12本の連載を作成すればいいことになります。慣れてくれば週に2回のペースにして3カ月間だと合計で24本、3日に1度で3カ月なら30本です。1週間に1度なら12本分をどう埋めるかを考えることになります。1つの大きなテーマを掲げ、それに関連する内容を制作していく「連載」形式にすれば、考えられるテーマが初めから絞られるので考えやすくなります。このように、まずは投稿頻度と期間、内容を記した計画表を作ることをお勧めします。その上で、例えば季節ものなど自社商品の繁忙期が決まっているならばそのタイミングにあった内容、キャンペーンの予定があるならそれにあわせた内容を組み込んでいけばいいでしょう。

最初の3カ月は1週間に1回、次の3カ月は週に2回と、徐々に回数を増やしていきましょう。その上で1年間で何回投稿の必要があるかを計算し、1つのテーマに沿った連載を考えてみましょう

 

投稿するコンテンツの具体的な内容は、やはりビジネスの目的や自社商品の特徴に沿って考えることになります。端的に言えば、売り上げを上げることが最終目標ですので、「売り上げにつながるであろう顧客の目を止めるためには、どんなコンテンツが響くのか」を考えるということになります。

例えば、商品の使い方や魅力、その製品が生まれた背景、商品開発者の想いといったところは王道で、自社の売り物の話ですのでおそらくそんなに内容に悩むことはないはずです。また、商品の魅力や顧客の気にしているポイント、購買意欲を高めるネタを見つけたいなら、社内で成績のよい営業マンに少々時間をもらって営業トークの仕方を教えてもらうのもかなり参考になります。

会社自体のブランディングをしたいなら、経営者に伺うのも1つですが、フラットな目で周りを見渡すと見つかることもあります。社内にいると普通のことで対して気にしないことでも、社外の人(顧客)にとっては新鮮で刺激的に捉えられることが必ずあります。

そもそもの商品のコンセプトや会社、ブランドの歴史、自社の得意な技術など、社内にいると当たり前に思っていたことでも、自社や自社商品を知らない人にとっては新鮮に映ることもたくさんあります
※Web制作・運用バイブル 2022(2021年11月8日発売)掲載記事を転載