GoogleアナリティクスなどのツールでWebサイトを分析 事例詳細|つなweB

Webサイト運用に必須の作業として、更新作業と同じく大切なのが「分析」です。どんな人がどんなページを見ているのか、どんなページが好まれているのかなどを把握して、効果的な情報発信をしていきましょう。

 

Webサイトを公開するだけでは、誰がどれくらいの頻度で訪れたかといった情報を把握することができません。そこで必要になってくるのが解析ツール(アナリティクスツール)です。もっとも利用者が多く、基本機能が無料で使える「Googleアナリティクス」の名前をご存じの方は多いでしょう。そして、自社のWebサイトでGoogleアナリティクスを導入したものの、いったい何をどう見ればいいのか検討がつかない…という方も多いのではないでしょうか。

もし何を見ていいかわからない時は、まず「ホーム」画面、さらに言えば「ホームの一番上」に注目しましょう。そこには、「ユーザー」「セッション」「直帰率」「セッション継続時間」という4つの指標が示されているはずです。Googleとしても、この4つが特に重要だと考えているから一番上に配置しているのです。

最初は「ホーム」の内容をひととおり理解して、Webサイトの現状を把握しながら、例えば「半年でユーザー数を2倍にする」といった目標を立ててみましょう。

 

 

アクセスデータを元に数値目標を立てるのは非常に大事です。ユーザー数やセッション、ページ閲覧数など、例えば1年間でどれだけの数字を目指すか具体的な目標を設けて運用していきます。しかし、ここで陥りやすいのが、「ユーザー数やページビュー(ページ閲覧数)などの数字にこだわりすぎる」ことです。わかりやすい指標ではあるのですが、闇雲にこれらの数字ばかりを追いかけるのは非常に危険。なぜかというと、それがWebサイトの目的ではないはずだからです。

Webサイトを作成した理由を思い出してみましょう。おそらくほとんどの方の究極の目標は「売り上げの向上」ではなかったでしょうか? 自社の業種や取扱商品にとって、売り上げの向上につながるポイントは、自社のWebサイト上ではどこの数字が繋がってくるのか。その「コンバージョン」が測定できるようにしておかないと、計測する意味がないのです。制作会社にはそういう意味でもビジネスの根幹「事業計画」をきっちり共有して、「正しいコンバージョン」が把握できるように設定してもらいましょう。

例えば自社のビジネスで資料請求が実際の売り上げに影響があるのなら、「送信完了」ページの表示数がわかるように設定するべきですし、ECサイトなど直接の売上数が重要なら「購入完了」ページを測るといった具合です
※Web制作・運用バイブル 2022(2021年11月8日発売)掲載記事を転載