情報の鮮度を保て!Webサイト更新方法 事例詳細|つなweB

Webサイトは完成すれば終わりではありません。そこからさまざまな情報を発信し続けて初めてWebサイト本来のメリットが生まれます。要するに、ここからがスタートです。

 

想像してみましょう。立ち寄ったお店の店頭に、3年前のクリスマスセールのチラシが貼られていたら。会社訪問した受付に、5年前の新製品のポスターが貼ってあったら。おそらく多くの人が「この店(会社)、経営は大丈夫かな…?」と思うはずです。Webサイトも同じことが言えます。

例えば、Webサイトの「トップニュース」のリストの一番上が3年前に更新された記事だったら、閲覧者はこのWebサイトを運営する企業には信頼感を持つことはできないでしょう。インターネットの情報は日々新しい情報が矢継ぎ早に更新される世界ですので、もはや更新が1カ月なかっただけでも「このWebサイトは運営をやめたのかな?」と思われてしまいます。それはすなわち、自社のマイナスイメージに直結するにせよ、いいイメージには絶対につながりません。

もし自社のWebサイトに「ニュース」など、更新情報を掲載するページをつくっているのなら、高い頻度で継続的に情報発信をしていき続けなければならないことを肝に銘じておきましょう。もし難しいようなら、すっぱりとそのページをやめてしまうことも一考すべきです。

「最新情報」ページを作るなら継続的な情報更新は必須です。更新作業が難しければ、いったんは会社紹介のみなど更新を前提としないサイトを考えるのも手です

 

情報の更新が滞っていることに焦って、一人で頑張ろうとするのはあまりいい策とは言えません。Webサイトの情報更新の専任者が置ける企業なら別ですが、大抵は他に本業のノルマを抱えている方がWebサイト運営「も」行うのではないでしょうか。自分も本業があるのにWebサイトの情報更新も頑張って…となると、最初はがんばれてもすぐに息切れを起こしてしまいます。専任者が置けないのなら、複数人の「更新チーム」をつくり、持ち回りで記事をつくる情報更新体制を結成することを考えましょう。

そして、「毎週水曜日更新」など情報更新する頻度と締め切りを定めて、チームメンバーそれぞれが記事の担当テーマを決めて順番に掲載していくサイクルをつくります。そうすれば、各担当者は本業の傍らに記事を書く時間をスケジュールに組み込みやすいですし、締め切りを決めることで「うっかり忘れ」も防げます。

記事内容は各担当が毎月ゼロから考える必要もなく、時間のある時に「必ず発信すべき情報」を優先にまとめて書き貯めしておくとよいでしょう。普段はそのストックを配信し、突発的な情報はその都度差し込んでいけばいいのです。

例えば、自社商品ラインアップに関する記事担当、社員の声を聞いていく担当、会社のビジョンを語る担当など各担当者でテーマを決めておけば毎回のネタ探しで悩むこともなくなります
※Web制作・運用バイブル 2022(2021年11月8日発売)掲載記事を転載