Webサイト公開直後、まず最初に確認すべき点とは? 事例詳細|つなweB

公開作業が完了した後も、念のため確認作業を行います。不具合に気づかないまま放置してしまうと、信用度の低下にもつながりかねません。不安の芽は早めに取り除いておきましょう。

 

Webサイトの公開直後も、改めて動作を確認しましょう。せっかくここまで頑張ってきたのですから、完璧な状態で送り出したいものです。

この段階で特に注意すべきポイントは3つあります。1つ目は、大きな表示の崩れが起きていないかどうかの確認です。テストアップ時にしっかりチェックできていれば、公開時はそれほど細部を見る必要はありません。ただし、なんらかのトラブルでファイルが本番環境に移行できず、画像が抜け落ちてしまったりCSSファイルが読み込めないといったトラブルは起こり得ます。ざっと全体を見渡して、おかしな点がないかを確認しましょう。

2つ目は、内部リンクのチェックです。本番環境でもページ間の移動が問題なく行えるか、一つひとつリンクをクリックしながらチェックしていきましょう。

そして3つ目が、本番環境でのフォームのテスト送信です。テストアップ段階でもテスト送信を行っていると思いますが、フォームは企業にとって特に重要な部分です。欠かさずテストを行っておきましょう。

テストアップで確認したからといって油断は禁物です。テストアップサーバで問題なかったところでも、なんらかの理由で公開時にトラブルが起きる可能性があるのです

 

フルリニューアルを行なった場合は、古いWebページが残っていないかどうかを確認しておくといいでしょう。

制作会社の作業方法によっては、Webサーバにリニューアル前の情報が残っているケースがあります。削除したはずのページがアクセス可能になっていると、インターネット検索経由で誰かが辿り着いてしまうかもしれません。意図せず古い情報に辿り着かれてしまうのは、企業にとってあまり好ましいことではないはずです。

もし、リニューアル時に削除したページのURLがわかっているのであれば、そのURLを直接入力して、まだ残っているかどうかを確かめましょう。URLがわからない場合は、削除したはずのページに含まれていたキーワードをインターネット検索で入力して、アクセスできるかどうかを試してみます。アクセスしようとして、トップページなどに転送(リダイレクト)されれば適切に対処されていると考えられます。ただし、リダイレクトが要件に含まれていない場合、どこまで対応してもらえるかは制作会社次第となります。

フルリニューアルの場合は、訪問者が古いWebサイトに行かないよう検討しておきたいもの。ただし、転送設定などをどの程度やってもらえるかは制作会社との交渉になります
※Web制作・運用バイブル 2022(2021年11月8日発売)掲載記事を転載