制作会社の種類とWebサイト制作で高額になりやすい要望 事例詳細|つなweB

Webサイトに限ったことではありませんが、制作費用は「求めれば求めるだけ上がる」ものです。また、制作会社にお願いしたい業務、お願いできる業務もその良し悪しを正しく認識しておきましょう。

 

制作会社の業務もさまざまです。下の図はその代表的な一例ですが、この他にも商品のパッケージデザインやイベント開催、部屋のレイアウトデザインや空間演出、IoT機器の開発なども手がける会社もあります。Webサイト制作の他にもいろいろと相談できる制作会社ですが、お願いするにあたってはその特徴やメリット、一考すべきポイントなどは把握しておきましょう。

例えば「サイト作成代行」とは、定型のデザインフォーマットを使うことで早く安価にWebサイトが完成するのが魅力ですが、発注側の好みや望みが叶えられる範囲は当然狭くなります。最近の「DX」「業務効率化」の風潮により、より需要が高まっている「システム開発」では自社に適した自動化の仕組みやシステムの提供だけでなく、彼らの培った業務効率化の知見やノウハウを享受することもできる代わりに、やはり高額になりやすくなります。

Webサイト完成後に必要になってくるネット広告やSNS運用などの集客面もお手伝いしてもらえます。マーケティング施策となるとどうしても成果を求め数字を重視しがちになりますが、本来のWebサイトの目的から外さないように心がけましょう。

 

 

一言でWebサイトといっても、目的によってページ内に入る要素は変わってきます。例えば、見栄えする写真ビジュアルを載せたい、トップページに動画を流したい、アニメーションで製品紹介をしたい、会員登録を促したいので登録フォームが欲しい、見る人によって表示する内容を変えたい、など。写真や動画、テキストにせよ、当然ながらそれをつくる人が必要です。制作会社は、写真が欲しければカメラマン、動画が欲しければ動画制作プロダクションにお願いすることになります。もちろん、全て社内スタッフで賄える体制だとしても、彼ら一人ひとりを稼働させるコストが発生します。WebサイトはWebのデザインだけではなく、非常に多くの人の力によってつくられますので、要望が多ければ多くなるほど、かかる費用も多くなるというわけです。

一般的に、トップページはWebサイトの顔なので少々割高、それ以下の階層は共通で使えるパーツが多ければトップページよりは安くなるといった相場感はありますが、「どれだけ新しくつくるものがあるか」「全体で何ページになるか」「特別な機能が必要か」といった観点で、つくりたいサイトのイメージを思い浮かべ予算と照らし合わせてみましょう。

 
※Web制作・運用バイブル 2022(2021年11月8日発売)掲載記事を転載