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【PR】徹底したユーザー目線が、人と企業と世界を豊かにする

ブランコ株式会社

https://bulan.co/
〒810-0002 福岡県福岡市中央区西中洲12-25 岩崎ビル6F
TEL 092-791-9755

 

デザインは、巡り巡って誰かを幸せにする

ブランコ株式会社は2006年の創業以来、事業規模や所在地を問わず幅広いクライアントの課題解決をサポートしています。代表の山田泰弘さんに、同社が得意とする「ブランディング」と「ユーザー体験のデザイン」について聞くと、そこには確固とした価値観に基づく論理がありました。

「一般的に、ブランディングは他社との差別化戦略だと考えられがちですが、私たちはユーザー(クライアントのお客様)のための手段と考えています。何を選べば良い体験ができるのか。その商品選びの記憶装置として、ブランドはユーザーにとって有益なものになるからです」

制作実績は、Webサイトに限らず紙媒体やイベント、施設のプロデュースにまで及びます。これらはみな「ユーザー体験」の視点でつながっています。主体であるユーザーが、企業やプロダクトとどう関わるのか。その関係性を構築することが、どんな仕事においても常に根幹にあるからです。

「ブランドもユーザーのため、Webサイトもユーザーのためにつくります。ユーザーのためになるからこそ、結果的に企業の利益につながるのだと私は考えています」

スタイリッシュなデザインワークも顧客に高く評価されています。しかしデザインとは、実は非常に地道な作業を積み重ねる仕事であると山田さんは語ります。

「膨大な調査で資料や数字に向き合ったり、コピーの字間を1文字ずつ調整したり。でもそうした作業が巡り巡って、結果的に誰かを幸せにすることを思い描きながら制作しています。それがクリエイターの本質なのではないかと考えています」

ブランコのデザインや制作物は、それが存在することによって生み出される人の反応・人とモノの関係性にもっとも大きな価値が置かれているのです。

 

Webサイトは手段、どう使うかが生み出す価値を決める

ブランコのもう一つの強みは「育て続けて結果を出していくこと」にあります。Webサイトはユーザーと企業との関係性をつくるための手段。であるからには、手にした後で「どう使うか」の方が重要なはずです。山田さんはかつて、多くの仕事を納品で完了していました。継続的に「育て続ける」ほどの余裕がなかったからです。

「ユーザーとクライアント、どちらのためにもなっていなかったことに気づきました。体制を整えた現在は、つくることと同等にきちんと育てることを重視しています」

紙媒体などのアナログメディアではユーザーの反応は間接的にしかわかりません。しかしWebでは、詳細に分析することができます。ユーザーにとって「良い」ものとは何か。デザイナーの経験や勘でしかなかった基準が、今では裏付けを持って判断できるわけです。建築士の資格を持つ山田さんをはじめ、データ分析に強いスタッフが徹底的に数字を紐解いて、「育てる」アプローチを継続するのが同社のスタイルです。

「数字の分析もユーザーのためにやることだと思っています。例えば何か問題点があっても、それを直接指摘する人はごくわずかで、大多数はただ離脱したり使わなくなったりしてしまいます。しかし数字は正直です。数字から浮かび上がった声なきユーザーの姿を捉えれば、原因を絞り込み、改善につなげることができます」

同社のビジョンは「デザインで世界を豊かにする」ことです。山田さんが考える「豊か」とは、「周りの人が笑顔で楽しくあること」だと言います。

「デザインというと、つい目の前のプロダクトだけに気を取られがちです。でも私は、プロダクトによって誰が幸せになるのかを考え、デザイナーとして誇りを持って世界を豊かにしていきたいと考えています」

 

ブランコらしさを形づくる5つの「クリエイティヴポリシー」

ブランコでは、「ユーザー中心であれ」「ミニマルであれ」「ディテールにこだわれ」「ストイックであれ」「挑戦的であれ」という5つのポリシーのもと、事業に取り組んでいます。これらがスタッフ共有の“イズム”として浸透することで、制作物に関する検討やフィードバックにおいて、個人の感覚や趣味趣向ではなく「ポリシーに沿っているか」を軸に議論することができます。顧客の要望に最大限応えながら、単に聞き入れるだけでなく、能動的に考えより良い形を追求する姿勢の象徴と言えます。

常に「ユーザー基準」が一番の基本。日本的な美意識や細部にこだわるセンスを持ち、勉強し続ける姿勢、要望に応えながらもプラスαの提案をする姿勢がブランコのポリシーです

 

毎週定例の勉強会は全員参加実務をベースに学び続ける場

ブランコでは毎週、実務ベースの勉強会を開催しています。ここでは主に進行中の案件を取り上げ、制作物に関するデザインレビューを中心に、考え方や歴史・背景を含めた広い視点でデザインを学んでいます。上記の「クリエイティヴポリシー」に関連するテーマも頻繁に扱っています。定期的な勉強会を続けるうちにスタッフの学びへの意識が向上し、業務の中においてもお互い自然に意見を出し合うことが当たり前に行われるようになりました。

ディレクター、エンジニアなど職種別にテーマを設けた調査・研究の発表や、エンジニアからデザイナーへの新しい技術のレクチャーなど、他にもさまざまな勉強会を開催

 

 

Web制作、ブランコの流儀
お客様の「お客様」を幸せにするユーザー視点探究の5ステップ

ブランコ株式会社の制作の軸にあるのは、常に「ユーザー視点」。それも、徹底してロジカルに追求する手法が特長です。その工程を5つのステップでご紹介します。

 

1 聴く_お客様はなぜWebサイトをリニューアルしたいのか?

プロジェクト開始はまず十分なヒアリングから。お客様がこうありたいと考える理想をお聞きした上で、実現可能な形との折り合いをつけていきます。なぜ今のWebサイトに不満や課題をお持ちなのでしょうか。状況によっては先にブランディングを固めた方がいいかもしれませんし、実はWeb以外のアプローチが必要かもしれません。現状を多面的に確認します。

ヒアリングからお客様の目的と目標を把握し、さまざまな可能性から達成可能な形を探ります

 

2 分析_お客様の本質的な課題はどこにあるのか?

徹底した調査を行いお客様の持つ問題の本質を洞察します。まず、関係者の方々へヒアリングを行い、行動や思考を観察することでユーザー理解を深めます。時にはお客様を交えたワークショップも実施します。定性的な調査を客観的に分析するためには、デザイン思考の手法で用いられる各種フレームワークが役立ちます。さらに、お客様の決算書や事業計画書、統計情報など、定量的な情報を用いてマーケティング分析を行います。客観的に分析した結果、お客様の認識とは違う部分に課題の本質が見つかることは少なくありません。

クライアントの「お客様」へインタビューすることも。バイアスを避けて客観視するために各種フレームワークを活用します

 

3 戦略_その課題をデザインで解決する戦略とは?

客観的な分析を元に、仮説を立て、課題解決のための戦略を練ります。適切なフレームワークを用いる、過去の実績を参照するなど、内容に応じて手法はさまざまです。ポイントは「分析」と「戦略」のフェーズを明確に区切ることです。これが曖昧だと、都合の良い情報だけを見て分析の段階で答えを出してしまいかねません。

過去に手がけた案件から似た事例を参考にしたり、お客様を交えたディスカッションで戦略を練る場合も

 

4 構築_お客様の「お客様」のためにもっとも適した方法とは?

ブランコのデザインは、いつでもお客様の「お客様」視点が基本。サイトを訪問した「お客様」に、どんな気持ちになってほしいのか。訴求方法による“感情の演出”をデザインに変換し、サイトを構築していきます。

たとえばリクルートサイトを制作する場合、新しい仕事に希望を感じてほしい。その感情の演出をデザインで組み立てます

 

5 改善_どのように「お客様のため」であり続けるのか?

手を止めた瞬間、相対的に下降していくのがWebの世界。アクセス解析やKPIなど毎月の数値分析を見れば、Webサイトに完璧はなく、時間が経てば反応も変わりゆくことがわかります。欠点を見つけたら補修し、課題がありそうならA/Bテストで検証し、「お客様」のための改善の手を止めません。お客様の「お客様」が使いやすいことは、結果的にお客様のためになるはずです。

数字の裏側に隠れているユーザーの意見や無意識下の行動が、検証・改善の材料になります

 

 

クライアントの声
分析から生まれた販促ツール
ブランコさんには初回打ち合わせからスピード感あるご提案をいただきました。ターゲットや製品を分析するワークショップを行い、得られた共通認識は、Webサイトのほかパンフレットや動画、デモ用モックの制作に反映されました。わかりやすい販促ツールができたことで、お客様への初期提案において円滑なコミュニケーションが実現できています。

株式会社NTTデータ 第二公共事業本部 社会保障事業部 社保第三統括部 第六システム担当
河西 美穂 様

 

企画協力:ブランコ株式会社
本記事はWeb制作会社年鑑2022に掲載されています。

 

Text:笠井美史乃 Illustration:高橋未来