【PR】ビジネスゴールまで伴走するITシステムパートナー。開発力の基盤は独自のSDK「QOR」にあり 事例詳細|つなweB

オープンソースのSDK「QOR(コア)」とは?

ザ・プラント(https://the-plant.com/)は、日本・オーストラリア・中国の3カ所を拠点に、現在約60名のメンバーが活躍するシステムデベロッパーです。同社が提供するオープンソースのCMS/ECシステム開発用SDK「QOR(コア)」を用い、主にエンタープライズクラスのECサイト、カスタムCMS、モバイルアプリシステム基盤などを開発しています。

 

ラコステジャパンなどグローバルブランド数社のECサイトをはじめ、大手フードチェーンのモバイルオーダーアプリのバックエンド、大規模イベントの動画配信システムなど、私たちの身近なところでも同社のシステムが活躍しています。

 

同社は2005年、代表取締役のアナトール・ヴァリンさんとエンジニア1名の2人だけで創業し、開発方法は既存パッケージ製品の一部を変更して対応させるか、スクラッチ開発の二者択一でした。しかし、パッケージ製品ではクライアントの要望に合わせきれないことがあります。一方のスクラッチ開発はコストがかかる上に洗練されたものに仕上げるには非常に時間がかかります。そこでつくりだしたのが「QOR」でした。

 

「QORは、CMSやECシステム、アプリなどで一般的に使われる機能をモジュール化し、用途に応じて組み合わせることができる、Go言語で書かれたSDK(開発キット)です。自由度と速さの両立を目指して私たちが開発し、現在は私たちの業務に実戦で活用しながら、オープンソースとしても提供し、アップデートを続けています」(アナトールさん)

 

内製化の自由度を高めるエレメント「コンテナ」

QORの特徴的なコンセプトとして、CMS/ECシステム等に搭載できる「コンテナ」機能があります。コンテナとは、デザイン要素とダイナミックデータを組み合わせたコンテンツのモジュールのこと。カテゴリタイトル、新着情報、写真とテキストのセットなど、要件に沿ったコンテナを設計し、システムに組み込んでいきます。

同社では、フロントのデザインは専門のデザインエージェンシーとパートナーシップを組むことも少なくありません。コンテナもその一部として、ブランドに相応しい統一感のあるモジュールとしてデザインされます。これを並べていくことで、簡単に新規ページやコンテンツを追加できるという仕組みです。

「コンテナを使うことで、コードを書かずにデザインルールに沿ったページを手早く作成することができます。アシックス様のECサイトではコンテナ機能を活用することで、それまで外部に委託していたキャンペーンページを社内で作成できるようになり、機敏な販売戦略に役立っています」(アナトールさん)

在庫管理データベースや物流サービスとの連携、その他必要に応じてさまざまな外部サービスと連携できるのもQORで開発する利点。ビジネスにあわせた柔軟なカスタム設計が可能です。

 

QORは、間もなくリリースされるメジャーアップデート(Ver.5)で大幅にアーキテクチャが変更される予定です。特に大きな変更は管理者画面の構築機能。内容にもよりますが「従来の約半分程度の時間」(アナトールさん)まで開発の効率化が可能だといいます。
 

Go言語の経験者なら比較的わかりやすい構造になっているというQOR。自由度の高いCMS/ECシステム開発をしたいエンジニアにより広く使ってもらい、多くの優秀なエンジニアとつながりができることを、アナトールさんは期待しています。

顧客のビジネスゴールまでサポートする

2人だけの開発会社からスタートしたザ・プラントは、クライアントの信頼を獲得し続け、現在はグローバル企業の大きなプロジェクトをいくつも手がけています。その背景には、開発力だけでなく、インフラの運用・管理、さらにマーケティングまでをサポートする力があります。

「私たちはシステム開発の会社ですが、お客様のビジネスゴールを非常に大切に考えています。プロジェクトが始まる前には、お客様の業務フロー、システムの働き、顧客の行動などについて関係者に詳しくインタビューします。ビジネスを積極的に理解し、お客様がシステムを使ってどうビジネスを達成したいのか、緻密に話し合っていきます」(アナトールさん)

この姿勢は開発フェーズだけではありません。同社ではシステムローンチ後もこのインタビューを断続的に行い、ビジネス目標達成に向けたサポートを行っています。

「常に変化するクライアントのビジネス状況を理解し、伴走するITソリューションパートナーとなることが私たちの役割です。例えば、弊社のデータアナリストがお客様に付き添って逐次システム上で売り上げを分析し、期限内にKPIを達成できるのかできないのか、できないとしたらどんな対策をすればいいのか、といった提案を行うこともあります」(アナトールさん)

システムの納入は、同社にとってゴールではなくスタートです。ビジネスの変化に合わせた効果的なシステム活用や柔軟なアップデートが、企業のビジネス成果を支えています。

 

フェアでダイレクトなビジネス発展のために

ワールドワイドに活躍する同社は、数多くのグローバル企業のECビジネスを支えています。アナトールさんは、企業にとって自分たちのビジネスの場を持つことが、これからますます重要になると話します。

「インターネットが普及しECが始まった頃、企業やブランドは大資本のパワーに負けず、フェアに顧客と直接的な関係を結ぶことができるようになると思っていました。しかし徐々にそうではなくなり、現在は中間事業者がパワーを持ちすぎてしまいました。競うには厳しい状況になっていることはとても残念です。

短期的に売り上げを得るためなら、そうしたプラットフォームを活用するのもいいでしょう。しかし長期的に見れば、特にブランドにとってはマイナスになります。お客様と直接関係を築き、ブランド価値を伝えてLTV向上を図るためにも」自社ブランドのECサイトを持つ意義は大きいと考えています」(アナトールさん)
 

<お問い合わせ先>
ザ・プラント株式会社
(担当:日原)
TEL: 03-6407-8067
E-Mail:hello@theplant.jp