Pythonがあると何がうれしいか? Web開発の今後とPythonの可能性 事例詳細|つなweB

現在の開発にPythonをプラスすると

現在、Pythonは国内でもプログラミング言語人気ランキングの上位に入り、技術書・入門書が毎月何冊も出版される「ブーム」の状態です。しかし、Web制作会社に話を聞くと「実績がない」「使った経験はあるが詳しくない」といった声が多く、Web制作分野での活用事例は多くない様子が浮かび上がってきました。

今後、Webサービス/アプリ開発分野でPythonが用いられるようになったら、どんな可能性が考えられるでしょうか。開発者個人・開発の現場・制作会社の3つの視点から、Pythonがあると何がうれしいか、ポイントをまとめました。

PythonブームとWeb業界の現状

●国内外のプログラミング言語人気調査で上位に入る。
●開発者の活動や情報発信が活発。
●データサイエンスやAIの分野ではすでにスタンダード。

プログラミング言語に関する各種調査では、この数年Pythonが徐々に順位を上げていることがわかります。Pythonを使うエンジニアの増加とともに、情報量が増えコミュニティも活発な状態が続いています。ビッグデータや機械学習分野ではすでに幅広く使われている他、Webフレームワークでも「Flask」「Django」が2018年以降少しずつポイントを伸ばしています*。
*Stack Overflow Annual Developer Survey 2018~2021

 

 

Webサイトは、必ずしも制作にPythonが必要なわけではありません。しかし、Webサービスやアプリに求められる機能が複雑化する現在、少なくともバックエンドの開発者が強力なクラウドツールやデータ分析・機械学習に接続しやすい言語を手にすることは、今後の強みになるはずです。

笠井美史乃