「操作がわかりやすくて簡単なCMS」と聞くと、企業が制作会社を介さずにWebサイトを構築してしまうイメージを持つかもしれません。しかしこのant2 CMSは、制作会社などに向けてOEM版を提供しており、制作会社にも多くのメリットをもたらします。同サービスおよびOEM版の具体的なメリットについて、開発元のアントアントさんに話を聞いてみました。
「ant2 CMS」は、2008年に誕生した古参のCMSサービス。2010年には、Web制作会社などが代理店となり、同サービスを使ってオリジナルブランドとして販売できるOEM版もリリースしました。
このサービスの最大の特長は、なんといってもわかりやすい操作性にあります。ページのさまざまなエリアをダブルクリックして文字や写真をダイレクトに編集できたり、簡単な操作でコーナーを追加できる点は、エンドユーザーだけでなく制作会社のサイト構築スピードも高めてくれます。
また、さまざまな業種をリアルに想定したテンプレートを豊富に用意していることも、制作会社のメリットにつながっています。テンプレートをイチから制作することも可能ですが、既存のテンプレートをカスタマイズすることで、高品質なWebサイトを素早く形にできます。工期の短縮を図ったり、デザイン性の向上やWebサイトの戦略的運用など本質的な部分に注力する時間を確保できます。「実際、OEM版を提供する代理店の多くが、既存のテンプレートをアレンジしてWebサイトを提供しています(谷脇とし子さん)」。
さらに、「MULTI管理システム」というインターフェイスで顧客を柔軟に管理できる点も大きなポイント。アカウントの追加や権限管理、デザイン管理を一元的に行うことができます。「複数の顧客の状態をまとめて把握できるのがOEM版の強み(谷脇広貴さん)」だと言います。
機能面も、1つのページから多言語ページを作成する多言語対応機能やSEOチェックツールなど、さまざまなニーズに応えるものが揃っています。オンラインショップ機能も標準で用意されており、追加料金なしでカート機能を利用できます。
それだけ充実のサービスでありながら、月額1,500円からの費用で利用が可能(代理店向け料金)。クラウドサービスとして提供されており、サーバ・ドメイン使用料まで含んだ料金です。コストパフォーマンスも十分に高く、制作会社にとっての頼れる懐刀になってくれるのではないでしょうか。
企画協力●株式会社アントアント