新型コロナウイルスの影響で営業方針を変えた店舗や飲食店は多いと思います。その変化がきっかけになって、Webサイトを見直そうと思い始めた人もいるのではないでしょうか。ここでは、Webサイトでお店の個性を打ち出すことに成功しているリアル店舗&飲食店の事例を5つご紹介しましょう。
- 感性を刺激する眼鏡店
<メガネギャラリーハッタ>【注目!】シンプルでありながら細部にこだわったデザイン
- 居心地の良いひとときを予感
<AELU>【注目!】装飾を抑え目にしたすっきりデザイン
- 「良いものを長く」の精神が伝わる
<Lloyd's Antiques>【注目!】伝統と格式をサイト全体で表現した一貫性のあるデザイン
- ワクワクのBBQ体験が待っている
<大蔵海岸BBQ ZAZAZA>【注目!】色の選び方と絞り方のバランス感覚
- 全体から滲み出る信頼感
<TAILOR HATANO Website>【注目!】良質さにつながるオーソドックスなレイアウト
- まとめ
感性を刺激する眼鏡店
メガネギャラリーハッタ
石川県にある眼鏡店のホームページ。アクセスすると、複数のイメージを重ね合わせて作り上げたビジュアルが目を引きます。ファッションの一部としてつける人の個性を引き出してくれる、そんなハイセンスな眼鏡店だと期待を抱かせてくれます。また、トップページにある「NEW ARRIVALS」「BRAND」などのエリア見出しは、よく見ると文字の形で中窓になっていて背景の写真が抜けて見えるデザイン。こうした細かなこだわりにもセンスの良さが感じられます。
つなweBエディターの注目ポイント
シンプルでありながら細部にこだわったデザイン
居心地の良いひとときを予感
AELU
AELUは、東京・代々木上原にあるギャラリーとビストロの複合施設です。淡いブルーグレーの地に飾り気の少ないレイアウト、そして大きめにあしらわれた写真たち…。ホームページを読むと「素材を生かした、シンプルながらもくふうを凝らした食」という表現が見つかりますが、このホームページ自体も同様です。装飾を最小限に抑えることで写真やフレーズが活きていると感じます。飲食店でありながら料理のアピールは抑え目で、食事と器、空間を含めてトータルとしての居心地の良さを大切にしているお店なのだと予感させます。
つなweBエディターの注目ポイント
装飾を抑え目にしたすっきりデザイン
「良いものを長く」の精神が伝わる
Lloyd's Antiques
東京・青山をはじめ日本各地に11の店舗を展開するアンティーク家具販売会社のホームページです。このWebサイトでは、随所に英語が用いられているのが印象的。メニューや見出しに使われているだけでなく、長めの本文にも日本語の文と英文が併記されています。さらに、明朝系(セリフ系)のフォントや、イングランド国旗をモチーフにしたというロゴマーク、Webサイト全体を引き締める黒背景のフッタなど、あらゆる要素が複合的に作用し合い、伝統と格式のあるアンティーク専門店だということが伝わってきます。
つなweBエディターの注目ポイント
伝統と格式をサイト全体で表現した一貫性のあるデザイン
ワクワクのBBQ体験が待っている
大蔵海岸BBQ ZAZAZA
オレンジとセルリアンブルーが白地に映えるこのWebサイトは、兵庫県明石市にあるバーベキュー施設のホームページです。海岸沿いにある施設らしい明るい色使いに加え、太字のアルファベットがページのあちこちに転がっているデザインからも楽しさが伝わってきます。その一方で、使用色をほぼ2色に抑えることでスッキリまとまっている印象も受けます。ポップな賑やかさとスッキリ感、相反する印象がどちらも両立していると感じます。
つなweBエディターの注目ポイント
色の選び方と絞り方のバランス感覚
全体から滲み出る信頼感
TAILOR HATANO Website
創業は1906年という、京都市にある老舗テーラーのWebサイトです。茶色と黄土色のアクセントカラーが、クラシカルでスタンダードな印象を受けます。レイアウトも落ち着いていて派手さはありませんが、全体的な文字サイズや行間のバランスがよく、真面目さや職人の細やかさが滲み出しているような気がします。さらに掲載されている写真からは生地の質感や細部のディテールがしっかりと伝わり、お店への信頼感や期待感を高めてくれます。
つなweBエディターの注目ポイント
良質さにつながるオーソドックスなレイアウト
今回ご紹介した事例は、オシャレだったりインパクトが強かったりするだけでなく、それぞれのお店が持つ個性がしっかりと伝わってきます。お店のビジョンやストーリー、そのお店ならではのオリジナリティといった部分は、逆風にも負けない「強み」につながるのではないでしょうか。Webサイトのリニューアルを図る際には、自分たちの強みを掘り起こし、上手に表現してくれる制作会社を見つけることが大切です。