制作会社との付き合い方:制作会社任せはNG!サイトの公開前にやるべきチェックポイント 事例詳細|つなweB
制作会社との付き合い方:<br>制作会社任せはNG!サイトの公開前にやるべきチェックポイント

Webサイトを公開する際には、依頼した企業側もしっかりと事前チェックすることが肝心です。制作会社側もチェックは行っているはずですが、それでも大なり小なり、なんらかのミスや不具合があるものです。ここでは、依頼した側のWeb担当者が押さえておきたい、Webサイト公開前のチェックポイントをご紹介しましょう。

■ それぞれの視点でクロスチェックしよう

Webサイトのコーディングが完了すると、制作会社は確認用の環境でテスト公開を行います。これが「テストアップ」と呼ばれる状態です。通常、制作会社はクライアントにテストアップの案内をする前に、独自のチェックリストに沿ってWebサイトのチェックを行います。したがって、細かなミスなどは本来その段階で解消されているはずですが、やはり人間がやることなので常に完璧とは限りません。また、サイト内の記載内容によっては、制作会社側で見つけにくい間違いもあります。事前チェックを制作会社任せにせず、自分たちでもしっかりと内容を確認しましょう。
 

■ Web担当者が押さえておきたいチェックポイント

先ほど述べた通り、多くの制作会社は独自のチェックリストを使ってチェックを行っています。その中には、文章や画像、レイアウト、リンクのチェックといったものから、HTML・CSSの構文やSEO対策面、解析タグ等のチェックなども含まれます。構文チェックなど目に見えない部分は、どうしても企業の担当者ではやりきれないのが実情だと思いますので、そこは制作会社に一任しましょう。企業側は企業側の視点で、抜け落ちや間違いがないかチェックしていくのがよいでしょう。

具体的には、次のようなポイントを重点的にチェックしていきましょう。


[チェックポイント 1]文章

・ダミーテキストが残っていないか
・誤字・脱字がないか
・ファクトチェック。事実と異なる記載がないか

特に事実確認は重要です。会社の企業情報や歴史、活動内容などは、制作会社側では把握しきれないケースがしばしばあります。公開後に訪問者から指摘されないよう、自分たちでしっかりとチェックしましょう。


[チェックポイント 2]画像

・購入前の写真素材(アタリ)が入っていないか
・著作権侵害の疑いがある画像が含まれていないか
・そのほか、写ってはいけないものが写っていないか
 (個人を特定する情報や機密情報など)

制作会社が著作権に抵触する画像をあえて使うケースは低いと思いますが、依頼した企業側がうっかり他社のWebサイトから画像を流用して制作会社に渡してしまうケースもあり得ます。チェック時には著作権への意識を高めつつ、出どころの怪しい画像を見つけた時にはしっかり調査するように心がけましょう。


[チェックポイント 3]動作

・複数の環境で問題なく動作するか
・スマホの見た目は問題ないか
・極端に遅かったり、動きがギクシャクしていないか

制作会社も複数のWebブラウザを使ってチェックしているはずですが、すべてのOS環境を用意しているとは限りません。なるべく多くの環境でチェックをするのがオススメです。PCだけでなく、スマホもiPhoneとAndroidなど、複数のデバイスでチェックできるとベターです。なお、読み込みが極端に遅い、動きがギクシャクしているといった問題が発生している場合、OSのバージョンやWebブラウザの種類を告げて制作会社に相談しましょう。


[チェックポイント 4]フォーム

・必須項目に過不足はないか
・送信完了後の画面に問題はないか
・適切なアドレスに転送されているか
・自動返信の文面は問題ないか

お問い合わせなどのフォームはとにかく大切です。もしもフォームが正しく動作していなくて、それに気付かないまま数カ月経ってしまったら…。ビジネスに直接打撃を与える事態になったり、信頼性を大きく揺るがす要因になります。制作会社側もチェックはするはずですが、企業側も入念にチェックを行いましょう。送信完了画面や自動返信メールの文面・署名などは見落としがちな部分ですが、ここも忘れずにチェックしたいものです。
 

■ 気になった不具合は放置しない

このほか、リンクチェックや表記統一など、チェックしておきたいポイントはいくつもあります。一からWebサイトをつくる場合やフルリニューアルの場合、チェック作業は大仕事になります。企業側でも複数のチェック担当者を立てる、事前にスケジュールを確保しておくといった準備が必要です。

なお、発見した不具合や気になった点は、些細なことでも早めに制作会社にフィードバックしておくことが大切です。「ちょっとしたことだし、公開後にタイミングを見て相談しよう」などと思っていると、どんどん時間が経ってしまうものです。あまりにも時間が経ってしまうと、作業費が別途で発生してしまう可能性もありますし、公開後に別の人がサーバやコードを触っていたりすると、責任の所在が不明瞭になってトラブルに発展する懸念もあります。「自分のマシンだけで発生している問題かもしれないし…」と遠慮することなく、早めに相談するのが理想的です。

 

Text:Web Designing編集部 Illustration:高橋美紀