つなweBカンファレンス#1 開催レポート・アーカイブのご案内 事例詳細|つなweB
つなweBカンファレンス#1 開催レポート・アーカイブのご案内

アーカイブ動画の視聴にあたって

各アーカイブ動画は、つなweBカンファレンスの会員限定コンテンツです。過去につなweBカンファレンスをご視聴いただいた方、未開催分の視聴予約をいただいている方、アーカイブ視聴用の会員登録をしていただいた方は、配信プラットフォーム「ネクプロ」で視聴できます。なお、最新回の開催情報については、随時つなweBサイト内で情報を発信していますので、 別途ご確認くださいませ。
本アーカイブ動画は、7月30日まで視聴できます。

イベント内容

雑誌『Web Designing』が主催するオンラインセミナー第1弾を
2021年3月24日(水)に開催いたしました。

「つなweBカンファレンス(略してつなカン)」では、
そんな「今から取めるデジタルソリューション」をキーワードに
さまざまなテーマを取り上げ、隔月で情報発信をしています。

 

講座内容

第1弾のテーマは「DXとCMS」。
非接触ビジネスが前提となった今、 業務やビジネスのデジタル化は企業の生命線となっています。
とはいえ、大規模なシステムへの投資だけがデジタル化ではありません。
皆さんの企業規模や状況に適した「身近なDX」があるのです。
その基盤となるべきシステムがCMSです。
新常態においてCMSはどんな活用ができ、どんなCMSを選ぶべきでしょうか。

今回はCMSをベースにコンテンツ配信だけでなく、
積極的にマーケティングにも活用していくノウハウを、
Mtame株式会社取締役・田中 次郎様、
株式会社コネクティ代表取締役社長兼CEO・服部 恭之様に
ご登場いただきました。

基調講演

第1弾開催を記念して、 経済産業省 情報技術利用促進課(ITイノベーション課)の大谷 慧様にご登場いただきました。 今、日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)はどんな状況にあり、 新常態によりどのように動いていくのかをはじめ、 経済産業省としての取り組みや皆さんへのメッセージをお届けします。



 

講演レポート

基調講演
経済産業省
「民間企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の動向と
関連施策について」

経済産業省 商務情報政策局
情報技術利用促進課
課長補佐
大谷 慧(Satoshi Oya)

基調講演では、経済産業省が定義しているデジタルトランスフォーメーション(DX)とは「経営戦略とデジタル戦略が一体となり、ユーザー視点で新しい価値を提供する」ことを目指すものであるとするものの、日本の実態は未だ8割以上の企業が老朽化したシステム、デジタルに対するビジョンと戦略の不足がDXを筆頭とするデジタル変革の実現における課題であり、同省が予測するIT人材不足やシステムのサポート終了に伴う「2025年の崖」までに課題を克服できないと「デジタル競争の敗者」となる可能性が示唆されました。同省では「DX認定制度」を設け、DX投資促進税制の前提条件にすることをはじめDX推進のためのさまざまな施策を整備していることが紹介されました。


セミナー①
Mtame株式会社
「B toB企業の理想のデジタルマーケティング全体像とは?」

Mtame株式会社
取締役
田中 次郎(Jiro Tanaka)

Mtame株式会社からは、最新のBtoBデジタルマーケティングの全体像と、その実現に必要な仕組みやコンテンツについて語られました。Webサイトの役割は2016年以降から「集客を目的とするもの」から「(顧客との関係性)を育成するもの」が主流となっており、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大前後で新規受注数の増減が顕著に現れたのはWebサイトが集客型なのか育成型なのかという差だったと言います。では、育成型のWebサイトにするためには4つの「不」(不信、不要、不適、不急)を取り除くコンテンツが必要とし、MAなどの導入で顧客の傾向や動向を把握した上で顧客の「検討促進コンテンツ」を充実させる体制づくりが重要としました。


セミナー②
株式会社コネクティ
「DX推進を意識した大企業のWebサイトリニューアルと
CMS導入のトレンド」

株式会社コネクティ
代表取締役社長兼CEO
服部 恭之(Yasuyuki Hattori)

株式会社コネクティは、DX推進を支えるクラウドCMSやデータマネジメントに関するサービスの活用方法について語られました。ユーザーが大量の情報にさらされている現在、接触機会向上と正しい情報の提供にWebコンテンツも量とスピードが求められます。それにはユーザーごとのコンテンツの出し分けやUXの向上が必須で、効率的にコンテンツを量産・改善し続けるためにCMSがキーになるとしました。さらに、そんな需要に応え安全性の高いサイトガバナンスが実現可能なCMSの選定が必要と締めました。また、同社の「Connecty CMS on Demand」では、既存のWebサイトに組み込むだけでコンテンツの多角的利用を可能にする「ヘッドレスOPTIONS」の紹介もされました。


セミナー③
株式会社ネクプロ
「ウェビナーは開催後が大事。KPIの設定方法」

株式会社ネクプロ
コミュニケーションデザイナー
増田 大介(Daisuke Masuda)

締めは株式会社ネクプロによるウェビナーのメリットと開催後のフォローの重要性についての講演でした。ただ単にウェビナーをしただけでは意味がなく、ウェビナー開催後に「顧客のセグメント化」「最適なアプローチ施策の策定」「営業部門との連携」という重要な3つのステップがあるとし、アンケートや視聴データなどから取得した顧客の情報を整理・精査し、それぞれに刺さるアプローチ施策をもとに営業部隊との連携がポイントになるとしました。大切なのは「なんのためにウェビナーをするのか?」であり、施策の目的を明確にした上でその目的に沿ったツールの選定、施策後のデータをもとにした改善・継続施策に取り組むことでウェビナーを価値あるものにできると語られました。

 

イベントに関するお問い合わせ
 

(株)マイナビ出版 つなweB編集部
wd-tsunaweb@mynavi.jp

イベントに関してご不明な点がありましたら、つなweB編集部までご連絡ください。