日々奮闘するWEBディレクターの現場。そこは戦国さながらの生き馬の目を抜くような世界。その中でも水鳥のようにスイスイと進みつつ、クライアントや制作スタッフとの信頼関係を築き上げるディレクターがいる。この道場では、日々のプロジェクト進行から「七転八倒ディレクター」と「スイスイディレクター」の違いを探ります。(前回の内容はこちら)
この記事の監修者

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関根 聖二
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株式会社スパイスワークス代表取締役、スパイスワークスミャンマー CEO。 WEBサイト制作で培ったノウハウを活用し、企業のDX推進や、世界最先端の教育DX研究プロジェクトに携わる。
~ディレクターの進行管理遍~


「ちゃぶ台返し」の非効率を避ける究極奥義とは?


クライアントの確認を行わず、ドキュメントなどの証拠を残さないディレクションは、杭を打たずに雪山を登るようなもの。登っては滑落を繰り返し、無駄な工数と多くの犠牲者を生み出します。
例え進行が遅くても、ちゃぶ台返しなどの後戻りがなければ工数の無駄を極力抑えられます。
雪山で滑ったとしても、杭を打っておけばそこで滑落を止めることができるのと同じですね。
良い調子で進んでいるからといって杭を打つのを忘れると、クライアント担当者の上司からの一言で降り出しに戻ることもあります。
では、ディレクションの中で「杭」となるものには何があるでしょうか?
・契約書
・議事録
・スケジュール表、WBS
・仕様書、設計書、ワイヤフレーム
・素材管理シート
・メールの履歴
上記は作成するだけでなく、先方の同意を得てはじめて意味を成しますので、承認を得た旨を残す必要があります。
気を付けなければいけないのは、口頭でのやり取りは証拠が残らず、後で「言った」「言わない」の水掛け論になる可能性があるということです。水掛け論になればやはり力関係(お金の流れ♥)もあるのでクライアントの意向が通ることが多いですよね。またたとえ水掛け論に勝利しても、クライアントとの信頼関係を失うことになりかねません。
会議など口頭で話したことは議事録に残し、電話で決まった内容は追って確認のメールを送りましょう。
杭があればクライアントの一言で後戻りしそうになった時も「ここで承認いただいています」と伝えて食い止めることができますし、たとえ止められなくても予算やスケジュールの交渉をすることも可能となります。
ちなみに新之助さんが議事録を作成していないことに対して殿に怒られていましたが、わざわざ時間を作って議事録を作成する必要はありません。打合せ中のテキストメモを共有すれば十分ですよね。
今日の教訓

次回予告

次回! 発注先の遅延を制御する最も効果的な方法とは?


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日々のプロジェクト進行から「七転八倒ディレクター」と「スイスイディレクター」の違いを探りましょう。
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